2014年11月12日20時39分
居酒屋チェーンのワタミは「和民」などの国内店を、2014年度に計102店閉めると、このほど発表した。居酒屋事業の不振でここ数年は従来の拡大路線を見直している。14年度は60店を閉鎖する計画だったが、消費増税後に客離れが加速し、閉鎖店を増やすことにした。
10カ所の新規出店もあり、来年3月末の店の数は554店になる見通し。安さを売りにしてきたワタミは、4月に増税分を含め料理を1割ほど値上げ。質も高めたが、客の理解を得られなかったという。
14年9月中間決算は売上高が前年同期比3・7%減の777億円。営業損益が10億円の赤字(前年同期は24億円の黒字)。中間期の営業赤字は96年の上場以来初。
おすすめコンテンツ
朝日新聞デジタルをフォローする
PR比べてお得!