2014年11月12日19時53分
対立する少年グループ同士で決闘の約束をしたとして、警視庁は12日、土木業の少年(17)=東京都武蔵村山市=と解体工の少年(17)=東京都府中市=を決闘罪に関する件違反の疑いで書類送検し、発表した。
少年事件課によると、2人はそれぞれ、東京都福生市と府中市を拠点とするグループのリーダー。8月21~23日未明にかけて電話で数回やりとりし、土木業の少年が解体工の少年に「俺とやろうぜ」と決闘を申し込み、解体工の少年は応じた疑いがある。
同月22日深夜に府中市の大国魂(おおくにたま)神社に高校生7人を含む16~17歳の計29人が集まったが、福生市のグループが金属バットを用意しているのを見て、府中市のグループがその場から逃げたため、決闘はなかった。
少年らは「けが人が出なくてよかった」と反省しているという。警視庁は今月末に警察官チームを結成し、両グループの混合チームとソフトボールで対戦する。その場でグループを解散させて更生を促すという。
決闘罪に関する件は1889(明治22)年制定の特別法。
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朝日新聞社会部
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