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放射性物質含む金属 無許可販売で送検11月6日 14時51分
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放射線測定器が正確に作動するかどうかを確認する際に使う放射性物質を含む金属を、放射性物質の量が国の基準を超えていたにもかかわらず無許可で販売したとして、神奈川県の54歳の男が書類送検されました。
書類送検されたのは神奈川県藤沢市に住む自営業の54歳の男で、警視庁の調べによりますと、去年9月からことし3月にかけて、放射性物質「アメリシウム241」を含む金属を、放射性物質の量が国の基準を超えていたにもかかわらず、国に届け出ずにインターネットを通じて東京や千葉の8人の客に無許可で販売したとして、放射線障害防止法違反の疑いが持たれています。
金属は直径6ミリほどの大きさで、放射線測定器が正確に作動するかどうかを確認する際などに使われます。
この放射性物質の量が10キロベクレルを超えるものを販売する場合などは、国に届け出て許可を受けるよう法律で定められていますが、警視庁によりますと、今回は30キロベクレルほどだったということです。
男はアメリカから輸入し、1個4000円前後で販売していたということで、調べに対して容疑を認め、「東日本大震災以降、放射性物質への関心が高まり、放射線測定器の点検などのために欲しい人が多いと思った」などと供述しているということです。
一方、警視庁は客8人についても違法と知りながら購入したとして書類送検しました。