【北京聯合ニュース】韓国と中国は10日、2012年から進めてきた自由貿易協定(FTA)締結交渉を妥結した。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、中国を訪れている韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は北京で開かれた習近平国家主席との首脳会談で、韓中FTA交渉が実質的に妥結したと発表した。首脳会談に続き、両国首脳が出席する中、FTA署名式が行われる予定。
2012年5月の交渉開始以降、約2年半続いてきた韓中FTA交渉が妥結されたことを受け、韓国は米国、欧州連合(EU)、中国の世界3大経済圏とFTAを締結することになった。
人口13億人という巨大市場を持つ中国の市場が開放されたことで、韓国政府が進める経済活性化が加速するか注目される。
韓国青瓦台(大統領府)が発表した合意内容をみると、商品、サービス、投資、金融、通信など両国経済全般を包括する計22分野でFTAが締結された。
商品の場合、両国は品目数ベースで90%以上を開放することで合意。中国は品目数91%、輸入額85%(1371億ドル=約15兆円)を、韓国は品目数92%、輸入額91%(736億ドル)について20年以内に関税を撤廃する。
農水産物は品目数ベース70%、輸入額ベース40%で合意し、FTA史上最低水準となった。コメはFTAから完全に除外することで合意した。
これまで韓国は農業を、中国は電子、自動車などの製造業を保護する立場を取り、交渉が進まなかった。
首脳会談に先立ち、韓国の尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官と中国の高虎城商務相は同日午前8時(日本時間)、北京で会議を開き、最後の争点調整で工業製品と農水産物の開放範囲、原産地規定などの一括合意を模索した。
韓中両首脳は7月の首脳会談で、「包括的な韓中FTA交渉の進展を前向きに評価し、年末までに交渉を妥結するための努力を強化する」とする共同声明を発表していた。