駐日韓国領事と徳島県知事 遍路道での排外張り紙に懸念表明

【東京聯合ニュース】駐日韓国総領事と日本の県知事が日本国内の「嫌韓」の流れに懸念を示した。 

 駐神戸韓国総領事の李成権(イ・ソングォン)氏と徳島県知事の飯泉嘉門氏は9日、韓国人の金昴先(キム・ミョウソン)氏が住職を務める徳島県の大日寺で対談を行い、韓日関係改善について意見を交換した。在神戸韓国総領事館が10日発表した。 

 この席で李氏は「大切な遍路道を朝鮮人の手から守りましょう」と書かれた張り紙が、四国霊場八十八カ所を巡る参拝者らが休憩する小屋で発見されたことについて、遺憾の意を示した上で、「このような嫌韓活動にはっきりと反対する良識ある方々が徳島にたくさんいて安心している」と述べた。 

 これに対して飯泉氏は、海外からも多くの観光客が訪れる遍路道に差別的な張り紙が貼られるのは遍路道の評判を落とし不信を呼び起こすと指摘。四国4県の知事が6月、排外主義の行動に反対するという点を明確したと説明した。 

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