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WebDAVクライアントソフト「CarotDAV」v1.11.0が公開、WebDAVサーバー機能を追加

クライアント証明書を選択する機能の追加や不具合の修正、機能の改善も

「CarotDAV」v1.11.0

 WebDAVクライアントソフト「CarotDAV」の最新版v1.11.0が、10日に公開された。本バージョンでは、ローカル用の簡易WebDAVサーバー機能が追加されている。

 「CarotDAV」は、HTTP 1.1を拡張してWebサーバー上のファイルを管理可能にしたプロトコル“WebDAV”が扱えるクライアントソフト。FTP/FTPS/IMAPなどのプロトコルにも対応するほか、“Dropbox”“Google ドライブ”“OneDrive”“Box”“SugarSync”などのオンラインストレージへ接続することもできる。

 新しく追加されたWebDAVサーバー機能を利用すると、「CarotDAV」に登録済みのサーバーへWebDAVプロトコルでアクセスすることが可能。たとえば「CarotDAV」のWebDAVをネットワークドライブへ割り当て、エクスプローラから「CarotDAV」に登録済みのサーバーへアクセスするといった使い方が可能だ。

WebDAVサーバー機能

 WebDAVサーバー機能を有効化にするには、[Tool]−[Enable WebDAV Server]メニューのチェックをONにすればよい。WebDAVサーバーの設定は、設定ダイアログにある[DAV Server]タブで行える。WebDAVサーバーにドライブレターを割り当てたり、Webフォルダとしてエクスプローラへ追加することが可能だ。

WebDAVサーバー機能を有効化にするには、[Tool]−[Enable WebDAV Server]メニューのチェックをONにする
設定ダイアログの[DAV Server]タブ

 そのほかにも、クライアント証明書を選択する機能が追加された。また、さまざまな不具合の修正や機能の改善も施されている。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012に対応する寄付可能なフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0または.NET Framework 4が必要。

ソフトウェア情報

「CarotDAV」
【著作権者】
Rei HOBARA 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付可能)
【バージョン】
1.11.0(14/11/10)