このジュエリーを膣に納めると月経血がコントロール出来たり妊活になるとして売られているそうです。いやはや、よく考えつくもんですね。
公式情報で「ジェムリンガの素材は銀と天然石」だと書かれていますが*1、これらの素材を膣に入れると身体に悪い影響を与える恐れがあります。それについて少しだけ書いておきます。
ジェムリンガとは
天然石(鉱物)の両極に“無添加純銀”を電極として配置し、鉱物から電気を取り出したり、与えたりするホトに納めるヒーリングジュエリーです。
無添加純銀そのものは地球上の中で最も電気、電波、熱を通しやすく、鉱物を挟むことによって、鉱物そのものの浄化も必要がない。その電気、電波、熱とはオーガズムや骨盤低筋の動きによって生じる刺激で、体の芯(随)を温め女性のトラブルの解決のサポートをするツールでもあります。
膣に天然石・銀を入れた時に予想される悪影響
以下、鉱物の専門家のコメントになります。
おおっと。女陰に鉱物を・・・。
— 山猫 だぶ (@fluor_doublet) November 12, 2014
しかもこれ、rhodochrosite だな。炭酸マンガンを入れたら、バジャイナの中は酸性なんだから、中で溶けてマンガンが出てくるぞ。。。 http://t.co/nzZjGvEsAg
— 山猫 だぶ (@fluor_doublet) November 12, 2014
化学的有害性を考えると、石英は良しとしても、炭酸マンガン(菱マンガン鉱、rhodochrosite、ロードクロサイト)は、やめてくれ。頼むよ。大事な粘膜なんだよあそこは。
— 山猫 だぶ (@fluor_doublet) November 12, 2014
これってもしかして炭酸マンガン(MnCO3)とマンコ(Manco)をかけているのか……!?
— おぱんだ (@okapianda) November 12, 2014
このジェムリンガってやつ、どうも銀使ってるらしいんだけど、銀ってマンコの酸でちょっとづつ熔けるだろ。大丈夫なのかよ……
— まくるめ (@MAMAAAAU) November 12, 2014
終わりに
女性用品業界では「紙ナプキンを使うことで膣に化学物質が溜まるので良くない!*2」と言われるそうですが、仮にこの説が本当だとしたら、マンガンや銀などの化学物質が溶け出して膣に直接作用するジェムリンガは大変な問題になりそうですね。一応「銀は99.9%のものを使っているので安全だ!」とは書かれていますが。
まあ紙ナプキンが危ないという説も眉唾なのですが。いやはや・・・。
PS.「月経時はジェムリンガを“おくるみ”に入れて、首からさげて使う方もいらっしゃいます。*3」とのことです。