軽快に動作するMedia Player Classicのインストールと使い方

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Media Player Classic 公式ページ

Media Player Classic ダウンロードページ

Windowsは動画や音声の再生ソフトとしてWindows Media Player(WMP)搭載しており、VistaからはMedia Centerも備わっている。
Media Centerはエンターテインメントの統合アプリケーションのため別物としても、WMPは単に動画・音声の再生ソフトとしてはあまりにも重く、CDのリッピングや編集機能などは中途半端なため、使い勝手が非常に悪い。

Media Player Classicは動画・音声ファイルの再生に特化しており、再生に関しての基本性能をおさえながら、非常に動作が軽い。
デフォルトで一般的な動画や音声ファイル、DVDなどは再生可能で、さらにCCCPなどコーデックパックを別途インストールすることで汎用性が高くなる。

Media Player ClassicはWMPの代替えアプリとしては、ほぼ定番。

square インストール

すでに現行バージョンではデフォルトで日本語に対応しており、OSはWindows XP / Windows Vista / Windows 7の32Bitおよび64Bitに対応する。

MPC1
ダウンロード

左図のようにMedia Player Classic のダウンロードページには x86(32bit)と x64(64bit)があり、更にインストーラー版・ZIP版・7z版に分かれている。

ZIP版・7z版は解凍するだけで使用できるが、プログラムグループなどへの登録がされないため自分で設定が必要になる。それらが面倒な場合はインストーラー版をダウンロードする。

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ダウンロードのURLをクリックするとページが切り替わり、左図のようにダウンロード開始まで数秒の待ち時間が表示される。

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セットアップ

インストーラーを起動すると、「日本語」が選択された状態で言語選択画面が開く。

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選択した言語でセットアップウィザードが開始するので「次へ」をクリック。

MPC5

インストールするコンポーネントを選択。
基本的にデフォルトのままでOK。

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デスクトップにショートカットアイコンを作成する場合は、チェックを入れておく。

MPC7

インストールの設定事項を再確認。

「インストール」をクリックするとMPCがインストールされる。


square 使用方法

 シンプルなプレーヤーなので操作は至って簡単。

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動画の読み込み

左図のように「ファイル」メニューの中には、「クイック再生」「ファイルを開く」など、複数の選択肢がある。
一般的に使用するのは「クイック再生」と「DVDを開く」「ディスクを開く」の3項目になる。

「クイック再生(Ctrl+Q)」はファイル選択画面にメディアファイルのみが表示される。

「DVDを開く(Ctrl+D)」は光学ドライブ内のDVDディスクを開くこともできるが、用途としてはVIDEO_TSフォルダの指定に使用する。
VIDEO_TSの読み込みは可能だが、ISOイメージファイルは読み込めない。
DVDのリッピングについてはこちらも参照

ISOイメージファイルを直接再生するにはSMPlayerを使用する。

「デバイスを開く(Ctrl+V)は光学ドライブ、またはVirtualCloneDriveなどの仮想ドライブがDVDメディアをマウント(認識)している場合に選択が可能になる。

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「ファイルを開く」は左図のようにこれまでに再生したファイルの履歴から選択が可能。新たなファイルを選択する場合は「参照」から目的のファイルを選択する。

ここで表示される履歴を削除したい場合は、「ファイル」→最近使ったファイル」→「リストの消去」で実行する。

「開かずにプレイリストに追加」にチェックを入れておくと、文字通り動画を再生せずにプレイリストへ追加される。

プレイリストは(Ctrl + 7)または「表示」→「プレイリスト」で表示される。プレイリストからの削除や並べ替えなどの操作は、プレリスト上で右クリックメニューを表示して行う。

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基本操作

「再生」や「停止」「早送り」などの操作は左図赤枠部分で行う。

各ボタンの上にマウスを合わせるとそれぞれの説明が表示される。

ちなみに左端から「再生」「一時停止」「停止」「前へ」「再生速度減少」「再生速度増加」「次へ」「コマ送り」。

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左図赤枠部分はシークバー(再生箇所の表示機能)で、マウスでポイントを移動させることで任意の場所から再生可能。

この他、DVDなどのチャプターを選択する場合は、「操作」→「ジャンプ」でチャプターを選択する。

MPC12
画像サイズ

再生される動画のサイズはデフォルトで「標準サイズ」になっており、標準サイズとは再生動画のサイズそのままになる。
そのためフルスクリーン表示にしても、動画のサイズは変わらず、動画の解像度がモニタの解像度よりも高い場合は、モニタからはみ出た部分が表示されない。

画面サイズを変更する場合は、MPCが動画を認識した状態で「表示」→「ビデオフレーム」を選択するか、動画の上で右クリックメニューを出して「ビデオフレーム」を選択する。

「ウインドウサイズに変形」を選択した場合は、「アスペクト比を保持」にチェックを入れた状態でも、強制的にウインドウサイズに変形するため、アスペクト比(長辺と短辺の比率)は崩れてしまう。

アスペクト比を保持しながら、任意のサイズの動画サイズを変形させたい場合は、「ウインドウサイズに合わせる」を選択し、「アスペクト比を保持」にチェックを入れておく。
この設定でフルスクリーンにすると、アスペクト比を保持した状態でモニタに最大表示される。

MPC14
字幕・音声

DVDの再生で意外と戸惑うのが字幕。

左図のようにメニューバーの「再生」に「字幕」とあるが、グレーアウトして選択できない。

更に「操作」にある「字幕メニュー」をクリックして反応がない。

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字幕表記は言語がデフォルトで「English」になっているため、英語の字幕が含まれていないDVDでは、左図赤枠(下)のように字幕の項目が「-」で表示される。

字幕の言語を「English」から「Japanese」に変更するには、「操作」→「字幕の言語」で「Japanese」を選択。これで日本語の字幕が表示される。

同様に、日本語吹き替えなど音声を切り替えるには、「操作」→「音声の言語」で選択する。

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その他の設定

Media Player Classicには再生終了後の動作を指定する機能が備わっている。

「再生」→「再生終了後」で左図のようにMPCを終了させるだけでなく、PCのシャットダウンなども行えるが、初期設定は「何もしない」になっている。

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ファイルの関連付けなどは「表示」→「オプション」で設定する。

Windowsではデフォルトで動画や音声ファイルはWindows Media Player(WMP)に関連付けされているため、動画ファイルをクリックするとWMPが立ち上がる。
これをMPCに関連付けを変更することで、動画ファイルや音声ファイルがMPCで立ち上がるようになる。

ファイルの関連付けは左図のように「関連付け」のメニューで「動画」「音声」「すべて」から選択し「適用」をクリック。

「アイコン関連付け」にチェックを入れておくと、関連付けをしたファイルにMPCの小さなアイコンが表示されるようになる。

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自動再生の設定

DVDやCDなどをマウントした際に起動する自動再生の設定は、Windows7の場合「コントロールパネル」→「自動再生」で行う。

コントロールパネル内に自動再生が見当たらない場合は、「ハードウェアとサウンド」のカテゴリー内を探すか、右上の表示方法を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」に変更する。

自動再生そのものを停止する場合は、左図赤枠部分の「すべてのMediaとデバイスで自動再生を使う」のチェックを外す。

自動再生を有効にしたまま再生するアプリケションを変更するには、左図のように対象項目で再生するアプリケションを選択する。

MPCにファイル関連付けを行なっていても、自動再生で設定されたアプリケーションがWMPの場合は自動再生時にWMPが起動するため、自動再生を有効にする場合は設定の変更が必須になる。




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