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【衝撃事件の核心】
凄惨、「45歳差婚」の散弾銃無理心中現場の絶句…75歳カリスマ医師はなぜ若妻を撃ち殺し、自らも死んだのか
老齢の医師はなぜ、45歳も年下の若妻を散弾銃で射殺するという凶行に走ったのか。東京・田園調布の高級住宅街で10月、横浜桐峰会病院(横浜市瀬谷区)理事長の松本義峯さん(75)と妻の亜耶乃さん(30)の遺体が発見された。警視庁は無理心中とみているが、一代で大病院を築き、富と名誉に加え、若妻も手に入れた“カリスマ医師”の晩節の歯車が狂ってしまった経緯は-。(宇都宮想)
頭部の右半分吹き飛ぶ “血の海”の凄惨現場
「2人が血まみれになって死んでいる」
東京都大田区田園調布の民家から、警備会社の警備員が110番通報を入れたのは、10月17日午後1時10分ごろのことだ。
警視庁田園調布署員が駆けつけると、2階の寝室には凄惨(せいさん)な光景が広がっていた。室内は文字通りの“血の海”で、ベッドに寝間着姿の男女の遺体が横たわっていた。女性は胸と腹から大量に出血し、男性は散弾銃を腕に抱え、頭部の右半分が吹き飛んでいた。変わり果てた姿の松本夫妻だった。
同署によると、通報した警備員は、義峯さんの経営する病院で外科医として勤務する次女(36)から依頼を受けて室内に入った。次女は父親が出勤時間を過ぎても姿を見せないことを不審に思ったという。