“嫌韓本”展示会、韓国国会図書館で開催 「われわれにも“嫌日”感情がないか反省、未来に向かう契機に」―中国メディア

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ソウルにある韓国国会図書館のロビーで11日、日本で続々と出版されている“嫌韓本”などの展示会が始まった。日本出版界の風潮を懸念する韓国の国会議員らが開催したもので、会期は16日まで。中国・環球網が12日伝えた。

展示会を主催したのは野党・新政治民主連合の崔載千議員や在日本大韓民国民団(民団)。日本では「ヘイトスピーチ」と呼ばれる人種差別的な街宣活動も多発しているため、展示会のタイトルは「ヘイトスピーチ・嫌韓出版物展示会」とした。

会場にはタイトルに「愚韓」「悪韓」といった文字の入った本や雑誌記事など約50点を展示。また一方では異文化への理解や日本の戦争責任などをテーマとした日本の書籍も「友好的出版物」として展示している。

崔載千議員はあいさつで、「この展示会が、われわれの心の中に“嫌日”の感情がないかと反省し、未来に向かう韓日両国の新たな歴史を創造する契機になることを望んでいる」と語った。

(編集翻訳 恩田有紀)