どんな内容になるのか、興味をそそられる人は多数
※この画像はサイトのスクリーンショットです
コンピューターソフト会社・ベースユニットのアダルトゲームブランド「蛇ノ道ハ蛇ソフト」から “憲法9条改正”をテーマにしたゲームの公式サイトが11月7日にオープンし、ネット界に衝撃を与えている。
同ゲームブランドの10周年記念作品だというゲームのタイトルは、『DS9 ディベートスクールナイン』。ジャンルは「憲法九条改正恋愛AVG(アドベンチャーゲーム)」だといい、学園生活のなかで憲法9条の改正に関するディベートを繰り広げ、物語を展開させていくゲームのようだ。
サイトをみてみると、美少女が勢揃いしており、「中立派」「改憲派」「護憲派」と分かれている。それぞれのキャラクターの紹介欄には、クラブ活動、趣味、生年月日、一人称、口癖、生い立ち、下着の色といったプロフィールに加え、ディベートにあたってのスタンスも明記。たとえば「改憲派」の大和永遠(やまと・とわ)の場合、
「戦争は人類の本能……戦争は治療法のない病気のようなもの。
それを肯定して正しく対応していきたいと考えている」
といった具合だ。
これまでにも憲法の条文を「擬人化」した書籍『Constitution Girls 日本国憲法』(森田優子著、PHP研究所)など、難しい話を取っ付きやすくするために“萌えキャラ”を利用するパターンは多かった。しかし今回は、キャラクターが憲法9条の改正についてディベートするというゲーム内容もさることながら、それがアダルトゲームとして登場したことに驚く声は多い。ツイッターには、
「凄い時代になったものだ」
「よく通ったな、こんな企画w」
「どういう人向けなんだwww」
と唖然とする声が並んだ。また、
「なんでも『エロにして消費する』もここまで来たかと感慨が」
「なにこれまじで?キャラクター紹介の欄にいちいち下着の柄が書いてあるのが、キモさを増していてよいです」
と、感慨深く(?)受け止める人、興味を持って受け止める人も。
ちなみに、公式サイトのストーリー欄には、登場キャラクターたちに誘われまくる主人公の、
「何かモテてるみたいで勘違いしそうだけど、あいつら、ただ一票が欲しいだけ。
本当の俺じゃなくて、俺のカラダが目的って感じ。
俺は普通の学園生活を送りたいだけなのに……」
とボヤくセリフが公開されている。発売は来年冬と少し先。ゲームに期待した人は首を長くして待っているしかなさそうだ。