キック大和哲也「ベルト取って子供をリングに」
2014年11月10日 16時00分
キックボクサーの大和哲也(26=大和ジム)が9日、日本人初の偉業達成を誓った。大和は「NJKF 2014 8th」(15日、東京・後楽園ホール)でWBCムエタイ世界スーパーライト級王者のサゲッダーオ・ペットパヤタイ(27=タイ)に挑戦する。
昨年5月に米国でサゲッダーオに挑戦したが、TKO負けで同王座取りに失敗。悲願成就を目指す大和は「あの時は世界ベルトを巻く器じゃなかった。ベルトはチャンピオンを選ぶと思うし。あれから子供も生まれ、選手としても成長できた」とリベンジにかける思いは強い。
取り巻く環境も変わった。昨年9月17日には夏美夫人(24)との間に第1子となる衣知花(いちか)ちゃんが誕生。1歳になった愛娘の成長を肌で感じ、日々刺激を受けている。
また、同王座はボクシングのWBCが管轄するキックのベルト。「キックボクシング界にはいろいろな団体があって、誰が世界チャンピオンか分からない。だけどWBCのベルトだと説得力がある」と世間にアピールするには格好のアイテムになる。
「ベルトを取ったら子供をリングに上げたい」。2010年にはK―1MAX63キロ級日本トーナメントを優勝した実力者が、日本のキックボクシングの歴史を変える。
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