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10代に広がる自分撮り(セルフィー)、過度な利用は危険の兆候?
10代のユーザーたちに、スマートフォンを使ったセルフィー(自分撮り)が流行っている(写真1)。スマートフォンを先に付けてセルフィーをするための「セルフィー棒」を街角で持っている人をよく見かけるようになった。セルフィーをする理由は、言うまでもなくSNSで共有するためだ。
2014年3月のアカデミー賞授賞式で撮影された、俳優や女優たちが映ったセルフィーは、Twitterで300万回以上もリツイートされ、リツイート数で歴代1位になった(写真2)。Googleでの「selfie(自分撮り)」の検索件数も大幅に伸びている(写真3)。
Pew Internet & American Life Projectの調査(2013年5月公開)によると、米国の10代の91%はSNSにセルフィーを投稿しているという。もはやセルフィーは世界的に流行し、ティーンにとって日常的な行動となっているのだ。一方で大人世代には、「自分撮りをしなければならなくなってやってみたが難しい。恥ずかしい上にうまく撮れなかった」と言う人が多い。
日本でも10代にはセルフィーが広がっている。10代のユーザーのSNSを見ると、頻繁に自分一人あるいは友達と一緒に自分撮りをした写真をアップしている。様々な表情で自分撮りした写真を加工して、LINEでスタンプのように使っている例もある。
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