医療法人が刑事告発 田村の除染作業員診断書偽造
田村市で行われた国直轄の除染作業をめぐり、平田村のひらた中央クリニックの健康診断書が偽造された疑いがある問題で、クリニックを運営する医療法人誠励会(佐川文彦理事長)は11日、被疑者不詳のまま有印私文書偽造・同行使容疑で石川署に刑事告発した。
誠励会によると、診断書は下請け業者から元請けの鹿島(本社・東京都)に提出されたが、診断書に書かれた名前の人物がクリニックを受診した記録はないという。診断年月日が手書きで記されているなど書式が異なっている。
誠励会の二瓶正彦事務長と代理人の早崎智久弁護士(郡山市・遠藤大助法律事務所)が同署を訪れ告発状を提出し、受理された。二瓶事務長は「なぜ偽造したのか明らかにしてほしい」と話した。
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