福島、除染作業員の診断書偽造か 労働安全衛生法違反の疑い東京電力福島第1原発事故後、国直轄で実施した福島県田村市の除染をめぐり、法律で雇い主が作業員に受けさせるよう義務付けている健康診断の書類が偽造された疑いがあるとして、厚生労働省などが調査していることが11日、分かった。同省は労働安全衛生法に違反する疑いがあるとみている。 元請け企業の鹿島(東京)によると、田村市の除染は2012年7月~13年6月、鹿島などの共同企業体が実施。下請け業者から提出を受けていた約2300人分の健康診断の資料を調べたほか、病院や医師への聞き取りを行い、このうち75人について偽造の疑いがあると判断した。 【共同通信】
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