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パソコンの空き容量不足「原因と対策」(Windows 8.1/7/Vista/XPのパソコン用)

アプリやデータが追加出来なくなるだけでなく、必要なアップデートが不可能になったり、動作が非常に遅くなるといった不具合も現れる「Cドライブの空き容量不足」。原因と対策のまとめです。※WindwsoXP, Vsita, Win7がメインで、Windows8やWindows8.1の情報も随時追記中です。

更新日: 2014年09月08日

dpartyさん

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Photo by George Doyle / Stockbyte

パソコンを長年利用していると突如起こる「Cドライブの容量不足」。

放っておくとアプリやデータが追加出来なくなるだけでなく、必要なアップデートが不可能になったり、動作が非常に遅くなるといった不具合も現れます。

本まとめでは、Cドライブの空き容量不足の原因とその解決方法を
・実施するのに必要なスキルレベル
・必要となる出費
・期待できる改善効果
の目安と共に記載しておりますので、ご自分のレベルに合わせて可能な部分からお試しください。

空き容量ないのないのわかってパソコン使ってたんだけどついに作業が進まなくなったー!ゆっくり一晩寝かせたらよくなってないかなー ってことでわたしもここけっこー(~uωu~)。zZ

今日はタム岐阜に出る予定だったが録画用パソコンのHDDの容量がヤバイコトになってたからエンコードに集中して空き容量を確保。

■Cドライブ空き容量不足の原因と対策集 「目次」

原因1「不要なファイルやアプリが多い」
・ディスククリーンアップで空き容量増加
・ウイルス対策ソフトの再インストール
・メールの整理
・アプリのDドライブへのインストール
・不要アプリのアンインストール
・便利ツールによる不要ファイル削除

原因2「仮想メモリサイズが大き過ぎる」
・仮想メモリの縮小やDドライブ移動

原因3「バックアップのための容量が大きすぎる」
・復元ポイント削除&縮小で空き容量増加

原因4「写真や動画がCドライブに多すぎる」
・Dドライブに移動でCの空き容量増加
・CD-RやDVD-R等に書き出し
・USB外付けハードディスクの活用
・オンラインストレージ(クラウド)活用

原因5「Cドライブ領域が小さい」
・パーティション(区画)サイズの変更
・大容量HDDへの交換

■原因1 「Cドライブに不要なファイルやアプリが多い」

難易度:★☆☆☆☆(誰でもリスク無しに可能)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★☆☆☆☆(数MB~削減)

Windows標準の機能「ディスククリーンアップ」によって、Cドライブの不要なファイルを簡単に削除可能です。

効果は比較的低いものの、誰でも簡単に実施可能な空き容量不足対策ですので、定期的に実施しましょう。

※ディスククリーンアップの起動方法
マイコンピュータを開く
⇒Cドライブの上で右クリックし
⇒「プロパティ」を開く
⇒「ディスクのクリーンアップ」をクリック

Photo by Jupiterimages / Photos.com

難易度:★★☆☆☆(初心者も実施可能)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★★☆☆☆(数10MB~削減)

「ウイルスバスター」や「ノートン」等のウイルス対策・セキュリティソフトの中には、
・動作履歴を記録したログファイル
・退避された危険なファイル
のような消しても問題の無いファイルをCドライブに貯め込むものが多く存在します。

一旦セキュリティソフト(ウイルス対策ソフト)をアンインストールし、再インストールすることでこれらを完全に削除出来ます。

Photo by Medioimages/Photodisc / Photodisc

難易度:★☆☆☆☆(誰でもリスク無しに可能)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★☆☆☆☆(数MB~削減)

迷惑メールやメールマガジン、業務用PCであればメーリングリスト宛てに大量に送られるメール等、一通一通はそれほど大きくなくとも大量にため込むと相当な容量になるe-mail。

当面読む必要のないメールは削除しましょう。後で必要になる可能性のあるメールは、エクスポート(書き出し)機能でDドライブやCD-R等にバックアップを行ってから削除してください。
※メールデータのエクスポート方法は各ソフトウェアのヘルプ参照。

削除後は「削除済みメール」を空にするのもお忘れなく。

難易度:★★☆☆☆(初心者も実施可能)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★★★★☆(数GB~削減)

OS標準の機能や、パソコン購入時からインストールされているソフト以外の多くは、CドライブだけでなくDドライブへのインストールが可能です。

内蔵ハードディスクがCとDに分かれており、Dドライブに空きが多い場合は「一旦アプリをアンインストール後、Dドライブへ再インストール」等によってCドライブの空き容量増加が可能です。

難易度:★★★☆☆(ある程度の知識が必要)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★★★★☆(数GB~削減)

メーカー製のPCに初めから入っているアプリや、いつの間にかインストールされているアプリ等で使っていないものはありませんか?これらは無駄にCドライブの空き容量を消費するだけなので消しましょう。

コントロールパネルを開き、プログラムのアンインストールを選択。一覧の中で「使ってないソフト」の上でダブルクリックし、削除しましょう。

難易度:★★☆☆☆(初心者も実施可能)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★★☆☆☆(数10MB~削減)

各種便利ツールをインストールして活用することで、「ディスククリーンアップ」よりもさらに効果の大きなCドライブの空き容量不足対策が可能です。

自動でCドライブの不要ファイルをスキャンしてくれる機能があり、WindowsXPからWindows7の64bit版まで幅広く利用できる「Glary Utilities」あたりがお薦めです。

■原因2 「Cドライブの仮想メモリサイズが大き過ぎる」

Photo by DAJ / amana images

難易度:★★★☆☆(ある程度の知識が必要)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★★★☆☆(数100MB~削減)

パソコンの物理メモリ不足を、ハードディスクを使うことで補ってくれる仮想メモリ。物理メモリ搭載量が少ないパソコンにおいてはある程度は必要なのですが、無駄に容量が大きい場合も多々あります。

仮想メモリの縮小やDドライブへの移動を行うことで、数GBのCドライブ空き容量不足解消が期待できます。

マイコンピュータ上で右クリック
⇒プロパティを開く
⇒左側メニュー「システムの詳細設定」を開く
⇒「詳細設定」のタブを開く
⇒パフォーマンスの「設定」を開く
⇒「詳細設定」のタブを開く
⇒仮想メモリの「変更」を開く

Dドライブのあるパソコンの場合、Cドライブを「ページングファイルなし」。Dドライブを「システム管理サイズ」に設定することで、Cドライブの開放が可能。

Dドライブの無いパソコンの場合、Cドライブで「カスタムサイズ」を選択し「初期サイズ=200 最大サイズ=400」のような小さ目の値に設定。
※変更後パソコン操作中にメモリ不足が発生する際は「最大」の値を大きめに変更してください。

マイコンピュータ上で右クリック
⇒プロパティを開く
⇒「詳細設定」のタブを開く
⇒パフォーマンスの「設定」を開く
⇒「詳細設定」のタブを開く
⇒仮想メモリの「変更」を開く

変更する内容としては上記のWindows Vista, Windows 7の場合と同等です。

■原因3 「バックアップのための容量が大きすぎる」

Photo by Digital Vision. / Digital Vision

難易度:★★★☆☆(ある程度の知識が必要)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★★★★☆(数GB~削減)

いざという時に活躍するWindows標準のバックアップ機能「復元ポイント」ですが、使わないような昔のバックアップが保存されている等、無駄にCドライブ内での容量が大きい場合が多々あります。

バックアップのための容量を必要最低限にすることで、効果の大きい人なら数10GBのCドライブ空き容量不足対策が可能です。

ディスククリーンアップを起動し、「詳細オプション」タブを開き、「システムの復元とシャドウ コピー」のクリーンアップを押す。

コントロール パネルを開き、「パフォーマンスとメンテナンス」をクリック。
⇒「システム」をクリック
⇒「システムの復元」タブをクリック
⇒「利用可能なドライブ」内の「C」をクリックし、設定ボタンを押す。
⇒「使用するディスク領域」を調節。

※Cドライブの空き容量不足が深刻な人は、最小までつまみを移動しましょう。

■原因4 「写真や動画ファイルがCドライブに多すぎる」

Photo by Jupiterimages / Photos.com

難易度:★★☆☆☆(初心者も実施可能)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★★★★☆(数GB~削減)

パソコンの内蔵ハードディスクがCドライブとDドライブに分割されているパソコンの場合は、Dドライブにデータを移動することでCドライブの空き容量増加が可能です。

Photo by Thinkstock Images / Comstock

難易度:★★☆☆☆(初心者も実施可能)
コスト:★★☆☆☆(数100円~)
期待効果:★★★★☆(数GB~削減)

それほど使用頻度の高くないファイルであれば、CD-R・DVD-R等の光学メディアに書き出して保存しましょう。

Photo by Thinkstock Images / Comstock

難易度:★★☆☆☆(初心者も実施可能)
コスト:★★★☆☆(数1000円~)
期待効果:★★★★☆(数GB~削減)

無料対策ではなくなりますが、USB接続の外付けハードディスクを使えば高速&大容量のデータ移動が可能です。現在は500GBのものでも5000円以内で電気屋等で購入可能です。

USBメモリでも可能ですが、データの長期保存時の信頼度ではハードディスクの方が上です。

Photo by Jupiterimages / Comstock

難易度:★★☆☆☆(初心者も実施可能)
コスト:★☆☆☆☆(無料)
期待効果:★★★★☆(数GB~削減)

サーバー上にデータを保存する、無料のオンラインストレージサービスも多数存在します。

無料で大容量が利用可能な「Nドライブ(Naver提供)」や「KDrive(Kingsoft提供)」あたりがお薦めです。

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