音楽ナタリー

ピエール瀧が主演!NHK土曜ドラマで重要未解決事件を追う

1406

電気グルーヴのピエール瀧が、2015年4月からNHK総合でオンエアされる土曜ドラマ「64(ロクヨン)」で主演を務めることが明らかになった。

このドラマは横山秀夫のベストセラー小説が原作で、地方県警を舞台に、長い時間を超えた2つの誘拐事件を広報官の視点から描いた物語。昭和64年に起こった重要未解決事件「翔子ちゃん誘拐殺人事件」の時効を目前に控えた平成14年、その事件をそっくり模倣した新たな誘拐事件が発生する。

近年は俳優としての活躍も目覚ましい瀧。彼は出演にあたって「この『64』というドラマは、事件、組織、人間関係等に翻弄されていく人々を描いています。原作を読んで、その緻密な設定と展開に驚かされました。素晴らしいキャストの皆さんとこの題材を具現化していくことは、非常に楽しみであると同時に、大仕事である事も実感しています。この状態は主人公の三上の状況ととてもリンクすると僕は感じています。大きなモノに翻弄される三上&ピエール瀧を楽しんでいただけたら幸いです。がんばります」とコメントしている。

また番組のチーフプロデューサー・屋敷陽太郎は瀧の起用について「ピエールさん演じる主人公は、昭和64年の誘拐事件を、ずっと背負い続けている男です。キャスティングでは、『昭和な顔』にこだわりたいと、私たちスタッフは考えました。すると、一番に思い浮かんだのがピエールさんでした。また、演出の井上剛は、朝ドラ『あまちゃん』でピエールさんとご一緒させていただき、演技力には全幅の信頼を寄せています」と説明している。

ドラマには瀧のほか、木村佳乃、新井浩文、永山絢斗、山本美月、萩原聖人、高橋和也、入山杏奈(AKB48)、村上淳なども出演。音楽は大友良英が担当している。

※記事初出時、本文および見出しに事実誤認がありました。訂正してお詫びいたします。

音楽ナタリーをフォロー