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「来月14日投開票」準備…自公、関係者に指示

読売新聞 11月12日(水)3時0分配信

 自民、公明両党は11日、衆院選の日程について、「12月2日公示・14日投開票」を想定し、選挙準備に入った。

 安倍首相は一連の外交日程を終えて17日に帰国し、早ければ数日中に、2015年10月からの消費税率の10%への引き上げの可否を決めるとみられる。引き上げが困難と判断した場合には、衆院解散に踏み切る構えだ。

 公明党執行部の1人は11日、地方幹部に電話し、「『12月2日公示・14日投開票』で態勢を組んでいく」と伝えた。同党の支持母体・創価学会も11日、地方幹部を集めた会議を開き、同様の日程で選挙支援準備に入るよう指示した。

 これに先立ち、公明党の山口代表は11日、国会内で開いた幹部会合で、「早ければ年内に(衆院選を行う)というシナリオがあるから、対応できるような構えをとっていきたい」と述べた。

 一方、自民党は、衆院選に向けた世論調査を今週末に行う方向で検討している。同党の二階総務会長は11日の記者会見で「解散の風が吹き始めることは間違いない。万全の態勢を整えていく」と語った。自民党幹部は、公明党と同じ日程で関係者に選挙準備を進めるよう指示している。解散時期によっては、「9日公示・21日投開票」となる案も取りざたされている。

最終更新:11月12日(水)3時0分

読売新聞

 

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