【香港時事】香港中文大学のコミュニケーション・民意調査センターが10日発表した香港住民の世論調査結果によると、自分を「中国人」と考えている人の比率は前回(2012年)より3.7ポイント低い8.9%で、1996年に調査を始めて以来最低となった。この比率は香港返還の97年には32.1%だった。
中国本土から来る旅客との摩擦などが原因で、香港住民の本土に対する感情は年々悪化。香港行政長官の選挙制度民主化に中国当局がブレーキをかけていることへの反発もあり、香港人意識が強まっているとみられる。
「香港人」「香港人だが、中国人でもある」は合わせて68.8%となり、過去最高だった。22.3%は「中国人だが、香港人でもある」と答えた。(2014/11/11-19:45)