デンマーク国立室内管弦楽団が世界一辛い唐辛子を食べてオーケストラ演奏をするという謎のチャレンジを行いました。YouTubeに動画が公開されています。
指揮者を務めたのは、この企画を提案した張本人であるデンマークの唐辛子愛好家チリ・クラウスさん。まずは唐辛子を食べずに演奏を開始し、オーケストラの腕前を証明します。おお、美しい……。
演奏が一段落したところでクラウスさんが取り出したのは、ハバネロの5倍以上の辛さを持つ世界一辛い唐辛子「キャロライナ・リーパー」。クラウスさんが平然とそれを口にして見せると、オーケストラのみなさんも嫌そうな顔をしながら「死神」の名を冠したその唐辛子を食べてみせます。あれ、意外とみんな平気そう?
しかし、演奏が再開してしばらくすると徐々にメンバーの表情に異変が。苦しそうな顔から次第にぽろぽろと涙が流れだし、曲のクライマックスでは全員が号泣状態になってしまいます。確かに演奏は感動的なのですが、なぜかみんなそれとは関係なく辛くて泣いているというおかしな状況に。
演奏が終わった瞬間、その場にへたりこんだり会場を飛び出したりと完全にグロッキー状態になってしまったオーケストラのみなさん。特に口を使って演奏する管楽器の人は相当にきついと思うのですが、それでも演奏だけはほとんど乱れなくやりきるプロ魂はさすがです。
(たろちん)
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