社会

奈良ドリームランド跡地公売に入札無し
(奈良県)
“夢の国”といわれた奈良ドリームランドの閉園から8年。土地を所有する不動産会社が固定資産税を滞納したことから奈良市が跡地を差し押さえ11日、市によって公売にかけられたが入札が1件もなく不調に終わった。見積もり価格は7億3000万円、買い手は放置された遊具などの撤去費用も負担しなければならず、市街化調整区域で一般的には建築物が建てられないという厳しい法規制があるため敬遠されたとみられる。1961年に開園した奈良ドリームランドは、当時としては画期的なアトラクションを設置。甲子園球場8個分の広大な土地は親子連れでにぎわい、最盛期には年間160万人の来場者があった。しかし、少子化の影響や大型テーマパークの台頭で来場者数は徐々に減少し2006年、45年の歴史に幕を下ろした。
[ 11/11 18:17 読売テレビ]