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日中首脳会談終わる 関係改善の第一歩と強調11月10日 13時33分
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中国を訪れている安倍総理大臣は、日本時間の午後1時前から、北京の人民大会堂で、中国の習近平国家主席との初めての首脳会談に臨み、会談は、終わりました。
安倍総理大臣は、会談のあと、記者団に対し、首脳会談が、日中両国が戦略的互恵関係に立ち戻り、関係を改善させていく第一歩となったと強調したうえで、偶発的な衝突を避けるための海上連絡メカニズムの実施に向けた作業に入ることを明らかにしました。
10日夜、開幕するAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため、中国の北京を訪れている安倍総理大臣は、日本時間の午後1時前から、人民大会堂で、中国の習近平国家主席との初めての日中首脳会談に臨み、まず、両首脳は握手を交わしました。
会談は終わり、安倍総理大臣は、記者団に対し、「日中両国が、戦略的互恵関係の原点に立ち戻り、関係を改善させていく第一歩となったと思う。アジアの国々だけでなく、多くの国々が、日中両国の首脳間の対話を期待していたと思う。その期待に応える形で、関係改善の第一歩を記すことができた」と述べました。
また、安倍総理大臣は、偶発的な衝突を避けるための海上連絡メカニズムについて、「今回の会談で実施を要請し、実施に向けた具体的な事務的な作業に入ることになる」と述べました。
日中首脳会談が行われたのは、おととし5月に北京で開催された、当時の野田総理大臣と温家宝首相との会談以来、およそ2年半ぶりです。