2014年11月11日10時06分
●町議、栃木、塩谷で講演
東京電力福島第一原発事故で放射性物質が付着した稲わらなどのごみ(指定廃棄物)の最終処分をめぐり、県内分の処分場の候補地である富岡町の安藤正純町議が9日、同じく自県分の候補地の栃木県塩谷町で講演し、「他県の廃棄物を富岡町に持ち込んでもよい」と述べた。
安藤氏はその理由を「帰還を諦めている町民が多い」「廃棄物は集中管理すべきだ」と説明。「一町議の意見」と断ったうえで、政府が富岡町の帰還困難区域の土地を買い上げてコンクリートで覆うなど「きちんとした施設をつくって管理するなら(受け入れに)反対しない」と述べた。
富岡町には、福島県で出た指定廃棄物の埋め立てを国が求める施設「フクシマエコテック」がある。埋め立てに反対する同町の建設業水島進さん(72)は「エコテックの計画がどうなるか正式に決まってないのに、軽率な発言ではないか」と話した。
塩谷町の見形和久町長は、栃木県で出た指定廃棄物を同町ではなく福島第一原発周辺に埋め立てる案を示している。