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 南極観測船「しらせ」(基準排水量1万2650トン)が11日午前、南極へ向けて東京・晴海埠頭(ふとう)を出発した。乗員175人の家族ら数百人が横断幕などを持って並び、「いってらっしゃーい」などと手を振って別れを惜しんでいた。

 しらせは、12月下旬~来年1月初めに南極の昭和基地周辺に到着し、4月に帰国する予定だ。第56次観測隊員の60人は25日に成田から空路で豪州へ移動し、しらせに乗船する。

 国立極地研究所によると、昭和基地周辺はここ数年、海氷が厚く接近が難しい状況で、今年1月の接岸は3季ぶりだった。今回も船を体当たりさせて氷を砕くことを繰り返して、接岸を目指すことになりそうだという。