[PR]

 関西空港発グアム行き米デルタ航空機が9日、エンジントラブルのため海上自衛隊が管理する硫黄島航空基地に緊急着陸したと、国土交通省が10日発表した。乗客163人は代替機に乗り換えるまで6時間以上、機内に留め置かれた。硫黄島に民間機が緊急着陸するのは11年ぶりという。

 国交省によると、デルタ航空294便(ボーイング757―200型)は、関空を9日午前10時15分ごろ離陸。約2時間後、硫黄島の南南東約450キロで不具合が生じ、午後1時前に硫黄島に緊急着陸した。デルタ航空は成田から代替機を派遣。乗客を乗せ、グアムに向けて硫黄島を発ったのは午後9時20分だった。

 デルタ航空によると、基地内に乗客が待つ場所がないうえ、悪天候もあり、機内で待機させたが、体調を崩した人はいなかった。エンジン交換のためトラブル機は硫黄島に残している。