テーマ:ちはやふる
ちはやふる2巻!
2巻は新ファンにはたまらないあの名シーンが!
私自身、今思えばここから一気にちはやふるの世界へのめり込んで行ったんだと思います…
以下、ネタバレ有感想です!
【誰をかも しる人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに】
■約束
「新、太一、ずっと一緒にかるたしよーね」
叶わなかった約束。
小学校卒業と同時に、新は祖父のいる福井へ、太一は私立の中学へ行くことが決まり、3人は別々の道を歩き始めるのでした。
普段あまり感情を表に出さない新の涙、泣けます。
3人にとってこの時間は本当に大切なものだったってことが伝わってきますね。
改めて読み返すと、小学生編は本当に胸熱ですー( ´ ω ` )
「あたしたちにはかるたがあるからまた会えるんじゃないの?」
「続けてたらまた会える、絶対会えるよ」
未来への予感を感じさせる終わり方で小学生編は終了。
そして物語は高校生編に!
■再会①太一
高校生になった千早。
無駄美人に成長していました。笑
中学時代はかるた仲間がいない不遇な日々を送っていたようです。
ここでは「たれをかも…」の歌になぞらえて千早の淋しさが描かれていましたが
作品全体を通して描かれる和歌に例えた心理描写、趣があって本当に素敵ですよね。
そして、高校入学式の日に太一と再会。
しかしこの頃の太一はまだ千早とはだいぶ温度差があります。
「青春ぜんぶ懸けたって、新より強くはなれない」
って、どこか達観してしまっているというか、自分で自分の限界を決めてしまう悪い癖が。
(でも実際、これが人の自然な思考回路な気もする)
しかしそんな太一の考えをぶち壊したのが、かの有名な原田先生の名言!
「青春ぜんぶ懸けたって強くなれない?懸けてから言いなさい」!!
すごく痛いところを突かれたような、それでいて勇気をもらえるような温かい言葉だと思います。
ここから太一は変わっていくんですよね。
そしてこの言葉は後々も太一の心にずっと残り、太一を支えていく言葉になります。
余談ですが、2巻の太一は千早LOVE全開ですね。笑
いきなり「好きなやつとかいんのかよ」は唐突でしたが、恋とは「そいつといても楽しくないってことだよ」は深いな、と思いました。
その他、太一の見せ場の後は必ず新においしい所を持ってかれるという…
これが太一不憫と言われる所以か。笑
しかしながら、今の二人と比べてみると、太一の千早に対する「好き」の意味は微妙に変化してきている気がします。
2巻の太一はまだ小学生の延長線上の「好き」だけど、今は千早を支えたい、とか守りたい、とか、もっと心の奥の方で繋がってる感じ。
でも太一、この時まだ彼女いるんですけどね。笑
■再会②新
さて、長くなりましたが、私が2巻で一番書きたかったのはこれですよ!
2巻と言えばもうこれに尽きます。
満開の桜の中での新との再会!
あのシーンが本当に衝撃的すぎて。
ここですごいと思ったのは末次先生のテクニック。
新に電話で「もうかるたとかやってないから」と告げられ、心配して福井まで向かう千早と太一の話ですが、
成長した新の姿(顔)をギリギリまで明かさないんです。
そうすることで、高校生新の初登場シーン、あの1ページのインパクトが絶大!
読者も千早と同じ気持ちで再会することができるんですよね。
しかも新くん、いつの間にこんなイケメンに育っちゃって…
私自身このテクニックにまんまとハマり、この瞬間から新に恋したんだと思います。笑
3年間孤独に頑張ってきた千早の想いがあふれ出す、「会いたかった 会いたかった 会いたかった 会いたかった…」
この一連のシーンは本当に美しくて、ドラマチックで、衝撃的でした。
帰りの電車で、新の声が千早の耳をかすかに捉えるシーンも良いですよね。
ダークサイドな新は読んでいて辛いですが、この福井エピソード、本当に大好きです!
私の駄文のせいで、この感動を上手く伝えられないのが悔しい…笑
そしてまたまた余談ですが、何気に2巻で初登場の由宇ちゃん。
地味キャラながら、千早と太一に向ける視線や新と親しげな感じから、何となく今後のストーリーに絡んでくるんだろうなって感じはしたのですが
最初どう見ても新と同い年には見えなかったんですよ。
近所の子供だと思ってた。
ただ、かるたを持って泣きながら千早たちを追いかけてきた時は、こいつ只者ではないな、と思いました。笑
きっと、新からよく千早や太一の話を聞いていたから、千早が自分の名前を名乗った時にピンときたのでしょう。
少ない登場シーンの中にも、新のことを想っているのが伝わってきますね。
■「ちはやふる」の意味
さて、最後になりますが、2巻では「ちはやふる」の歌に込められた意味が示されます。
離れても秘めずにいられない恋心。
いやいやそれってまさに千早と新のことじゃないですか!ってきゅんきゅんしちゃいます。
上でも書いたように、ちはやふるは和歌に例えた心理描写が本当に素晴らしいのですが
その中でも「ちはやふる」はひときわ美しく、丁寧に描かれていますよね。
“「ちはやふる」は真っ赤な恋の歌なんだ”…
って、この時点では恋の自覚はまだない二人ですが、何か運命的なものを感じずにはいられません。
……
というわけで、新ファンにはたまらない2巻!
しかしちはやふるは見どころが多すぎて感想書くのが大変だ(>_<)
改めて素晴らしい作品だなと思います。
2巻ではかなちゃんの入部エピソードなんかもありますが、その辺りは3巻感想の瑞沢かるた部の話とまとめて書きたいと思います。
3巻感想に続きます!
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