BMWが街灯と一体になった電気自動車充電ステーションを開発中
これからの電気自動車には、街作りもセットで考えないと。
電気自動車を街で乗るにあたって必ず挙がる問題は何でしょう。それは、自宅以外で充電ステーションがあるかないかということ。充電ステーションの充実は、そのまま電気自動車の普及を表すことになります。そこでBMWが考えているのが、0から充電設備を作り出すのではなく、既存の何かと一緒にしてしまうこと。例えば、街灯とかね。
ネタ元のロイターが報じたところによりますと、BMWは、電気自動車のための充電ソケットと一緒になったLED街灯の試作品2パターンを開発中だといいます。なかなか上手いアイディアですよね。街灯は、そもそも街のインフラに組み込まれており、必要なケーブルなどはそこまできているわけですから。そこに、充電ステーションをセットに出来るのであれば、電気自動車にとって、これほど有難い話はありません。
試作品ではありますが、テストもかねてBMWのオフィス前に、この街灯&充電ステーションが設置されています。また、来年を目処に、ドイツはミュンヘンの街で開発を進めようとしているとのことです。ちなみに、街灯充電ステーションはもちろん無料ではありません。アプリを使って充電したぶんだけ支払うという仕組みを一緒に考えているということです。
image by: Jalopnik
source: Reuters
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(そうこ)
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