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 経営する旅館でコンパニオンが宿泊客と売春行為をする場所を提供していたとして、愛知県警は10日、同県豊田市の旅館「登里公(とりこう)」経営、渥美公太郎容疑者(54)を売春防止法違反(場所の提供)、風営法違反(無許可営業)の疑いで逮捕した。

 県警によると、渥美容疑者は今年2~7月、同県豊橋市内のコンパニオン派遣会社から女性を招き、宿泊客と売春行為をする場所を提供した疑いがある。容疑を否認しているという。

 登里公はホームページで、「ピンクコンパニオンプラン」などと宣伝し、1万8千~4万円で宿泊客にコンパニオンを紹介していた。捜査関係者によると、渥美容疑者は売り上げを伸ばすため、こうしたプランを取り入れるようになったという。

 県警は10月、登里公にコンパニオンを派遣し、売春行為をさせたとして、豊橋市内のコンパニオン派遣会社経営の男(40)らを売春防止法違反などの疑いで逮捕。その後の捜査で渥美容疑者が浮上したという。