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日ロ首脳 平和条約交渉などで意見交換か11月10日 0時06分
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中国を訪れている安倍総理大臣は日本時間の9日夜、ロシアのプーチン大統領との首脳会談に臨み、両首脳は北方領土問題の解決に向けた平和条約交渉の進め方などを巡って意見を交わしたものとみられます。
APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に出席するため中国・北京を訪れている安倍総理大臣は、日本時間の9日午後10時半すぎ、ロシアのプーチン大統領との日ロ首脳会談に臨みました。
会談の冒頭、プーチン大統領は「最近の数年間、経済、政治などの分野において、ロシアと日本との関係がかなり成功を遂げてきた。政治分野ということばを使うときには、平和条約の締結に関する話し合いの再開ということも意味している。本日は2国間の連携に関して意見交換したい」と述べました。
これに対し安倍総理大臣は、「第1次安倍内閣のときから通算すると、これがプーチン大統領、ウラジーミルとは10回目の首脳会談になる。きょうはしっかりと時間を取って平和条約交渉、また国際情勢について話をしたい」と応じました。
そして両首脳は、ウクライナ情勢を受けて停滞している、北方領土問題の解決に向けた平和条約交渉の進め方や、プーチン大統領の日本訪問の時期などを巡って意見を交わしたものとみられます。
安倍総理大臣とプーチン大統領との首脳会談は先月のイタリアに続くもので、第2次安倍内閣の発足後、7回目となります。