法科大学院:各地で説明会 25日東京・明治大を皮切りに
毎日新聞 2014年10月22日 17時28分
法曹三者(裁判官、検察官、弁護士)の志望者を増やそうと、大学生らを対象にした説明会「今、なぜロースクールで学ぶのか ☆列島縦断リレー☆ 法科大学院がわかる会」(法科大学院協会主催、日本弁護士連合会共催)が、12月までに全国各地で開かれる。第1弾は今月25日午後1時から、東京都千代田区の明治大駿河台キャンパスで開催される。
法科大学院の志願者数は年々減少しており、今春の入学者を募った67校で延べ1万1450人(昨年比2474人減)と過去最低を記録した。経済的な負担感や司法試験合格率の低迷などが背景にあるとされ、説明会は、こうした現状を打開しようと企画された。
25日の説明会は2部構成を予定している。第1部は「法科大学院の魅力」と題し、法科大学院でどのような授業が行われているかを、在学生や教員が説明する。また、企業内弁護士や、外国の法整備支援に携わった弁護士が仕事のやりがいなどについて講演する。第2部は「個別相談会」で、法科大学院の教員や現役の法曹三者が質問などに答える。
11月19日に慶応大三田キャンパス(東京都港区)で同様の説明会を開き、その後、札幌、京都、名古屋、大阪、仙台、岡山などでも開催する予定。いずれも入場無料、予約不要。詳細は法科大学院協会ホームページ(http://lskyokai.jp/)。【和田武士】