エディ・ジョーダン、マルシア破産には理由がある

マルシア、ケータハム、HRT

マルシアF1チームの破産を受けて、BBCのF1チーフ・アナリスト、エディ・ジョーダンは「2010年F1に参戦した3チームがすべて失敗したのには4つの理由がある」と述べた。

「第一に、ケータハム（旧名ロータス）、マルシア（旧名ヴァージン）、HRTは、F1は5,000万ユーロ（71億3,614万円*）の予算制限を行うと約束されたのに、FIAはそれを課すことができなかった」

「第二に、エンジンのコストは昨年約500万ポンド（9億952万円*）だったのに、新しいハイブリッド・ターボエンジンの導入で今シーズンは1,500万ポンド（27億2,856万円*）に上がった」

「誰の責任か？ 約束を守るのはバーニー・エクレストンの仕事だ。エンジン・メーカーは最初は値下げすると言っていたが、コストは来年も下がらないだろう」

「第三に、チームはエクレストンの貨物便を使わなくてはならないが、そのコストが高い。かつては、貨物輸送費を補助するために、商業権保有者からチームに1,000万ポンド（18億1,904万円*）の支払いがあったが、エクレストンは2年前にそれを撤廃した」

「第四に、レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズ、メルセデスというトップ5チームへの支払いのため、3億ドル（343億円*）の賞金の分配がひどく不公平だ」

マルシアは、F1参戦4年間の中で最高のシーズンを過ごしていたにもかかわらず、撤退した。

マルシアは、ビアンキがモナコで9位になって2ポイントを獲得したおかげで、チャンピオンシップ9位である。

彼らは正式にその順位を維持することができるが、今シーズンの賞金配分に関しては、彼らよりも下位のチーム、ザウバーが賞金を受け取ることになる。

マルシアとケータハムの破綻のため、賞金はチャンピオンシップ10位のチームが受けとるはずの賞金は、商業権保有者の手元に残る。

ケータハムの管財人は、チームがアブダビに参戦できるようクラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げた。

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-Source: BBC

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*日本時間2014年11月08日05:59 の為替レート： 1ドル＝114.600000円、1ユーロ＝713,614円、1ポンド＝181.904580円