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 1963年11月に死者458人、一酸化炭素(CO)中毒患者839人を出した旧三井三池炭鉱三川坑(福岡県大牟田市)の炭じん爆発事故から、9日で51年を迎えた。地元では二つの被災者団体が抗議集会を開き、CO中毒患者が入院、通院を続ける大牟田吉野病院(同)をめぐり、国と交わした確認書の実現を強く求めた。

 2006年に同病院の前身の大牟田労災病院が廃止される際、国は内科など4科の常勤医確保などを盛り込んだ「確認書」を患者家族らと交わしたが、いまだに実現していない。

 CO中毒で事故以来入院生活を続ける鳥谷進さん(77)の妹君子さん(65)は、熊本県荒尾市での抗議集会で「患者も高齢化し、年々弱っていく。国は早く確認書を実現してほしい」と訴えた。(江崎憲一、堺謙一郎)