2014/11/08

目に見えぬ心の傷 口に出せぬ心の傷

posted by うつ病の妻を支える平凡な夫
2014/11/08更新

足を骨折して松葉杖をついてる人は誰が見ても怪我をしているとわかりますよね。
だから、細い道ですれ違うなら自分の体をひねって通してあげます。
バスの中でお腹の大きな妊婦さんがいれば席を譲りますよね。
マスクを掛けた同僚には「風邪かい?大丈夫かい?」と声を掛けます。

守られるべき理由が明白であることは大事なことです。
たとえ他人であっても、見た瞬間に気遣うべき理由がわかれば誰もが優しくなれます。


でもね、うつ病の妻にはグラグラと揺れる心の内を支えてくれる松葉杖なんてなければ、傷ついた心に巻いておく包帯だってありません。
だから普通の顔して普通に歩いてる妻は、他人には普通に見えるんです。
かといって、守られるべき理由をオープンにするには偏見っていう別の問題が生じてしまう場合だって、あります。

たとえば、学校の役員関係。
子供たちのために学校と保護者の連携がどうのこうのとほがらかな印象が表立っていても、役員決定会に参加しなければ勝手に抽選して決めてしまいますよ!とか、在学中は必ず一人一役です! なんて………けっこう力づくなところがある〝PTA〟
おまけに役員会に足を運べば薄っぺらい議題はさておき、例のごとく元気なお母さんたちの明るい井戸端会議が花を咲かせる時だって………。

根本的に、僕の妻にはこういうこと無理なんです。
だいたい、人の前に立って話したり、元気なお母さんたちと〝うまく〟コミュニケーションすることができないんですから。

「うつ病の人は役員辞退を認めます」
はて………? そんなフォローがあればいいんですが、よく考えれば正直に辞退理由を公開するには相応の覚悟も必要ですよね。
そんな僕らは、なんとか役員を逃れる理由探しに必死です!
「それじゃあ妊娠してることにしよう!ほら、妊娠は正当な辞退理由に認められるってココに書いてあるよ!」なんていう僕のアイデアには妻もあきれ顔です。

さて………
他人の目には映らない〝心の傷〟
他人には知られたくない〝心の傷〟
うつ病患者がたったひとりで抱え込むにはあまりにも複雑で深い傷だと思うんです。
その傷の深みを誰かが知っていてくれる安心感は、妻にとってかけがえのない支えだと言えますよね。病気でない僕には、病気そのものの痛みを妻と同レベルで体感することはできない。でも、見えない傷を見れるかどうか?
それは支える夫として、ないがしろにしてはいけない大切な心構えなんですよね。





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