照屋健
2014年11月9日03時00分
ひたちなか海浜鉄道を支えた人気車両が12月を最後に第一線を退く。約50年前に製造された気動車「キハ222」。当時の車両が今も現役で走っているのは国内でも珍しいという。鉄道ファンからは「引退」を惜しむ声が上がっている。
キハ222は1962年に製造され、北海道の羽幌炭鉱鉄道で使われていた。同鉄道の営業廃止に伴い、1971年に当時経営していた茨城交通が買い取り、湊線の車両として親しまれてきた。現役車両では、小湊鉄道(千葉県)や水島臨海鉄道(岡山県)にある気動車などと並ぶ古さだという。
もともと、北海道などの寒冷地を走っていた車両のため、運転席に吹雪を避ける旋回窓がついているのが特徴だ。海浜鉄道の吉田千秋社長は「旋回窓がついている車両は全国でも珍しく、鉄道ファンからは『いまだにこんな車両が走っているんだ』と喜ばれる」と話す。
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