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 ゲーム大手グリーが7日に発表した2014年7~9月期の決算は、売上高が前四半期と比べ4%減の254億円となり、7四半期連続で減収となった。ゲーム事業での課金収入の落ち込みが響き、減収傾向に歯止めがかからない。

 10~12月期の売上高は236億円と見込み、さらに減収が続くとの見通しを示した。9月までに出した新作の売り上げが期待ほど伸びなかったためで、田中良和社長はCMを打つなどして「10~12月期を底にし、1~3月期に増収したい」と話した。

 一方、同じくゲーム大手DeNAは14年7~9月期の売上高が360億円となり、前四半期から1%だけ増えた。ゲーム事業が微減にとどまり、プロ野球事業が好調だった。10月の売上高が10億円を超える新作ゲームも生まれ、守安功社長は「再成長に向けて手応えを感じている」と話した。