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脱税で韓国クラブ経営者を起訴 東京地検特捜部
所得税約1億2千万円を脱税したとして、東京地検特捜部は6日、所得税法違反容疑で、東京・赤坂の韓国クラブ「セレナーデ赤坂」=昨年11月閉店=の元経営者、張美英(チャン・ミヨン)容疑者(53)=住居不定、韓国籍=を逮捕し、同日中に同法違反罪で起訴した。特捜部は認否を明らかにしていない。
起訴状によると、張被告は知人が経営者であるかのように偽装する手口で、平成23、24年に得た所得約2億1千万円を申告せず、約7600万円を脱税。さらに23年8月~25年5月、数十人分のホステスらの給与から源泉徴収した所得税のうち計約4400万円を納付しなかったとしている。張被告は脱税したカネを自分名義の預金や店の事業資金に充てていたという。
特捜部によると、起訴するのに十分な証拠はそろっていたが、国外逃亡の恐れがあったため身柄を拘束したという。