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朴大統領と枝野氏の会談、直前に先方キャンセル

読売新聞 11月7日(金)20時3分配信

 民主党の枝野幹事長は7日、訪問先の韓国から帰国した。

 想定していた朴槿恵(パククネ)大統領との会談は大統領府から断られ、実現しなかった。産経新聞前ソウル支局長が名誉毀損(きそん)の罪で起訴された問題などが背景にあるとみられ、冷え込んだ日韓関係を改めて印象づけた。

 枝野氏の訪韓は、日韓の政財界の関係者でつくる日韓協力委員会・韓日協力委員会の合同総会に出席するためで、7日に大統領との会談を調整していた。合同総会にあわせた日本側メンバーと大統領との会談は恒例で、枝野氏も出発前、対話に意欲を示していた。

 ところが、6日になって大統領府から「日程の都合がつかない」と断りの連絡があった。枝野氏は7日、ソウルで記者団に「日韓協力委員会としても異例なこと。残念なことだ」と語った。他の日本側メンバーからは「表敬も受けないことはこれまでなかった」と不満が漏れた。

最終更新:11月7日(金)20時3分

読売新聞

 

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