先日、早速トラブルがあった。
数日前のことだが、子供と一緒に出かけて、夕方に帰ってきた時のこと。
マンション付属の駐輪場においてある子供の自転車が倒されていた。子供の自転車はいつも同じ場所に置いておくのだが、それが倒れていた時には場所が変わっていたので、たまたま風などにあおられて倒されたわけではなく、故意に倒されたことは明らかだった。
その駐輪場を使っている人は私たちの他には、別の一つの家族の子供たちが利用しているだけだったので、犯人はほぼ明白である。その家族は長年にわたって私たち家族を、彼ら家族ぐるみで無視したり、近所や学校に悪い噂を流したりしている家族であった。
それを見つけた時点で正直、はらわたの煮えくりかえる思いだったが、(おそらく)子供のしたことだし証拠がないので、とりあえずは自転車を直しておいた。
そして、これはたまたまだが、その後、私たち家族が玄関前で遊んでいると、問題の家族が親子連れで自転車に乗って帰ってきた。
私たち家族の玄関からは駐輪場に出入りする人はすべて把握できるものの、その駐輪場そのものは死角であった。あー、やられるかなーと思いつつ、彼らが去った後の駐輪場を見たら、やはりやられていた。しかも倒れている自転車の前に自分の自転車を堂々と置きつつ。ご丁寧にも自転車の後部についているライトが壊されていた。
犯人はその家族の子供であった。
その時、その家族の子供の一人だけがその駐輪場を利用し、その他の家族は家の前に止めていた。だから、自転車を直してから再度、私たちが確認するまでの間に自転車を倒せるのはその子供だけである。
しかも、犯人側の子供は、こちらの子供よりもかなり年上である。子供のしたこととはいえ、一回り以上、年の離れた子供に何年も執拗に嫌がらせをするような神経がまず理解できないし、正直、このようなことを長年続けて、何とも思わないような子供に対して「子供だから」大目に見ることは私には到底不可能である。
私たち家族としては、何の落ち度もないにも関わらず長年、無視され続けるだけでも許しがたいと思うが、モノや私たちの子供にまで被害がおよぶようでは私たちとしても看過するわけにはいかない。
そこで先程、犯人の子供と一緒に帰ってきた母親に話をつけようと、ピンポンを押したが、、、出ない。
インターホンのモニターやカギ穴から私の姿を確認したから出ないのか、あるいは自転車を倒し続けた張本人が母親にそういう話をしたからなのかはよくわからないが、今、母親と子供は家の中に入っていったばかりであり、誰もいないということはまずないし、気がつかないということもおそらくない。
たまたま近くに、その犯人とは別の(その家族の)子供がいたので、母親を呼ぶように言ったが「お母さんはいない」と言われた。
いや、今、家の中に入ってったんだけど。。。
ただならぬ雰囲気を感じて母親を守るためにとっさについたウソなのか、そう言えと言われていたかはわからないが、私が文句を言いに行ったことはおそらく向こうの家族の誰にとっても予想外であろうからおそらく前者だろうと思う。
ただ、幸い、それとは別に父親が外のちょっと離れているところに座っているのが見えた。
私たちに嫌がらせをしているのはほとんどがその家の母親と子供たちなので、父親はおそらくあまり事情を知らないだろうが、とりあえず話をしようと思い、その父親にちょっと話がある、と言って話をしてみた。
案の定、その家族の父親は私たちが嫌われていることくらいは知っているようだったが、それ以上の事情はよくわかっていないようだった。
こちらから話をしたのは以下の三点である。
・自転車が何度も倒されていて、タイミング的にその子しか考えられないこと。
・長年、嫌がらせをされていること。
・子供のしたことなので今回は目をつぶるが、モノや子供にまで危害を加えるようであれば、こちらも相応の対応を検討すること。
それに対する父親の回答はこうだった。
・自転車の件は、我が子が犯人だとは考えにくいが確認してみる。
・嫌がらせについては大変、申し訳なく思う。ただ、(その父親は)あまり家におらず、家庭については大体のことを奥さんに任せているのであまり状況はわからない。
・モノや子供への危害は申し訳ない。よく言い聞かせておく。
全体的に自分はよくわからないが、迷惑をかけて申し訳ない、という感じだった。
あまり家での権限はなさそうに見えるし、この人が子供や奥さんにいくら言い聞かせたところであまり聞き入れはしないだろう。そういう意味では解決とは程遠いが、旦那さんがまともそうな人でいくらかは安心した。
そして、向こうが嫌がらせをしつつもこちらを完全に無視しているため、なかなかこちらの意向を伝えることができなかったが(迷っているうちにずるずるしてしまったというのもある)ほぼ現行犯でこちらからの意向、および警告は伝えた。口頭とはいえ、こちらから一旦、警告した以上、これでも器物破損があったり、子供へ何らかの危害があれば、こちらとしては迷わずに対処できる。やはり、近隣トラブルのような、ある意味瑣末な問題でも、なんらかの問題があった場合は先延ばしせずに早急に対処すべきだと感じた。
その後、少しの間、玄関の前にいると、出かける予定なのか、その家族一行がぞろぞろと出てきた。父親には再度、「すみませんでした」と軽く謝られたが、母親と子供は私たちと目を合わせないようにしているようだった。
結局、こちらが「今回は大目に見る」ということを言ってしまったこともあり、その子が自転車を倒したのかどうかについては一切、回答がなかったが、実際にその子が犯人なのかが気になる。ただ、もし違うなら私にそのことを弁明すればいいだけなので、やはりその子のしわざだったのではないかと思っている。
(ただ、実際には「おまえが自転車を倒したのか」と父親に聞かれても「はい、ごめんなさい」とは言わない気はするし、もしかしたら面倒なので反論する気が起きないだけなのかも知れないが)
正直、その子の成長が心配になるが、(性格が悪いことは重々承知ではあるが)正直、私にとってはどうでもいいことだ。とりあえず我が子の安全を確保しなければならない。
また、今回の件でもう一つ気になったのは「母親が出てこない」ということだった。おそらく自分が悪いことはよくわかっているから、嫌がらせや無視はするものの、直接、対面するのが怖いのだと思う。
また別の機会に詳しく書こうと思うが、彼ら家族、というかその家の母親は私たちの悪口を子供に言わせているようである。さらに今回も家の前に子供がいるのにインターホンを鳴らしても出てこなかったし、私が苦情を言っている父親を呼びに来たのは当の犯人の子供であった。(ただ、これは当事者であるその子がやばいと焦ってそうしたのかも知れないが)
本来であれば、もし私を怖いとか頭がおかしいとか、不審人物だとか、あるいは何らかの意味で向こうの家族の子供にとって有害な人物だと思っているのであれば(そう思っていること自体、迷惑万全な話だが)むしろ自分からまっさきに出てきて子供を守るべきではないのか。
自分から何年も嫌がらせをしているのである。今回の自転車の件はおそらくその子本人の意思だと思うが、子供たちの私たちを見る目は明らかに母親の影響を受けている以上、私がその事で彼らに危害を加えたとしたら、明らかにその責任のいくらかは母親にある。だから、まともな人間なら、自分のまいた種で子供を盾にして自分の身を守るようなことはしないはずだ。(とはいえ、そもそもまともな人間なら、こんな嫌がらせはしないのだが)
とっさのことで動けなかったのかも知れないが、とっさの時にはその人の本質的な人間性が現れる。子供が車にひかれそうなのを目にしたら、一瞬は躊躇するかも知れないが、ほとんどの親はとっさに子供を助けると思う。
はっきり言って、この母親は子供に愛情を持っていないのではないか。
少なくとも今回のことを通して、私はそう感じた。嫌がらせ自体とは何の関係もないことだし、他人の家庭のことで大きなお世話だとも思うが、そう考えると、子供に厳しく教育している(ように見える)ことも子供の為を思ってというよりは、まるで自分の型にはめようとしているような気配を感じてしまう。
いくら嫌がらせされているとはいえ誠に失礼な話だが、こういうふうに育った子供が人を傷つけても何の痛みも感じない、いわゆるサイコパスになるのではないかと(皮肉でもなんでもなく本心から)感じた。
嫌がらせはさておき、私は自分の子供が人を傷つける側の子供でなかった点についてはよかったと思う。