競泳・冨田尚弥選手が弁明会見 JOCは反論「映像実際に見ている」
11/07 00:34
アジア大会でカメラを盗んだとして略式起訴された、競泳の冨田尚弥選手(25)が、6日、注目の弁明会見を行った。
窃盗事件が起きたのは9月25日、冨田選手は罪を認め、29日に日本円でおよそ10万円の罰金を納付した。
それから1カ月以上たった6日の会見で、犯行への関与を否定したが、一方で疑念も浮かびあがってきた。
JOC(日本オリンピック委員会)の平 真事務局長は、「本日の記者会見における、冨田選手の発言には、実際、驚いております」と述べた。
6日夜、JOCが驚いたという内容は、冤罪(えんざい)を訴えた、競泳の冨田尚弥選手の発言。
冨田選手は「僕はカメラを盗んでいません。(はっきりと誓えますか?)はい」と述べた。
6日、窃盗行為を否定し、新たな主張を展開した。
10月1日、冨田選手は「大変お騒がせし、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪していた。
冨田選手は2014年9月、韓国・仁川(インチョン)で開かれたアジア大会で、カメラを盗んだとして、略式起訴された。
当時、罪を認め、被害者とも示談が成立していたが、供述を一転、盗んだのは見知らぬアジア系の男だとした。
冨田選手は「争うことが嫌だったので、僕はその場からすぐにバッグを取り返して...」と述べた。
冨田選手が言うには、競泳会場で突然、見知らぬアジア系の男がバッグを奪い、黒い塊を入れたと主張。
冨田選手は「僕はそのとき、それをごみだと勘違いしてしまいました」と話した。
しかし、冨田選手が犯行に及んだ様子が、防犯カメラの映像に映っていたとされている。
それについて、冨田選手は「スマートフォンで見せられたという感じなので、すごく小さかったですし、画面がすごく遠かったので。僕が取っているとされてる映像も、見ることはできなかったです」と話した。
自白については、韓国側から罪を認めれば刑が軽くなり、日本に帰れると持ちかけられたからだとした。
この会見を受け、JOCは反論した。
防犯カメラの映像について、JOCの平 真事務局長は「実際見ております。そこには確認しておるという事実がございます。(取ったところは間違いなく映っている?)はい、そうです。取ったというよりも、現実的には、袋に入れているというところで確認できた」と話した。
韓国警察も会見を受け、「防犯カメラには犯行の瞬間が映っており、第三者は映っていない」とコメントした。
今後の展開について、芝パーク総合法律事務所・高 初輔弁護士は「(略式命令の送達から)7日の間に、冨田選手側が、裁判手続きをするか否かということが問題」と述べた。
略式命令が届き、7日以内に正式裁判請求をすれば、通常の裁判が受けられるが、それ以降の裁判は、新たな、かつ明白な証拠が必要。
ハードルが高い再審請求になるという。
韓国の検察は6日、裁判所に異議があれば、冨田選手に正式な裁判を受けるよう求める意見書を出したことを明らかにした。
窃盗事件が起きたのは9月25日、冨田選手は罪を認め、29日に日本円でおよそ10万円の罰金を納付した。
それから1カ月以上たった6日の会見で、犯行への関与を否定したが、一方で疑念も浮かびあがってきた。
JOC(日本オリンピック委員会)の平 真事務局長は、「本日の記者会見における、冨田選手の発言には、実際、驚いております」と述べた。
6日夜、JOCが驚いたという内容は、冤罪(えんざい)を訴えた、競泳の冨田尚弥選手の発言。
冨田選手は「僕はカメラを盗んでいません。(はっきりと誓えますか?)はい」と述べた。
6日、窃盗行為を否定し、新たな主張を展開した。
10月1日、冨田選手は「大変お騒がせし、誠に申し訳ありませんでした」と謝罪していた。
冨田選手は2014年9月、韓国・仁川(インチョン)で開かれたアジア大会で、カメラを盗んだとして、略式起訴された。
当時、罪を認め、被害者とも示談が成立していたが、供述を一転、盗んだのは見知らぬアジア系の男だとした。
冨田選手は「争うことが嫌だったので、僕はその場からすぐにバッグを取り返して...」と述べた。
冨田選手が言うには、競泳会場で突然、見知らぬアジア系の男がバッグを奪い、黒い塊を入れたと主張。
冨田選手は「僕はそのとき、それをごみだと勘違いしてしまいました」と話した。
しかし、冨田選手が犯行に及んだ様子が、防犯カメラの映像に映っていたとされている。
それについて、冨田選手は「スマートフォンで見せられたという感じなので、すごく小さかったですし、画面がすごく遠かったので。僕が取っているとされてる映像も、見ることはできなかったです」と話した。
自白については、韓国側から罪を認めれば刑が軽くなり、日本に帰れると持ちかけられたからだとした。
この会見を受け、JOCは反論した。
防犯カメラの映像について、JOCの平 真事務局長は「実際見ております。そこには確認しておるという事実がございます。(取ったところは間違いなく映っている?)はい、そうです。取ったというよりも、現実的には、袋に入れているというところで確認できた」と話した。
韓国警察も会見を受け、「防犯カメラには犯行の瞬間が映っており、第三者は映っていない」とコメントした。
今後の展開について、芝パーク総合法律事務所・高 初輔弁護士は「(略式命令の送達から)7日の間に、冨田選手側が、裁判手続きをするか否かということが問題」と述べた。
略式命令が届き、7日以内に正式裁判請求をすれば、通常の裁判が受けられるが、それ以降の裁判は、新たな、かつ明白な証拠が必要。
ハードルが高い再審請求になるという。
韓国の検察は6日、裁判所に異議があれば、冨田選手に正式な裁判を受けるよう求める意見書を出したことを明らかにした。