薬剤師の転職・求人会社の嘘ランキング運営業者の驚くべき正体とその証拠
実は、医療の知識も何も無い、普通の個人なのである。
おそらく、信じられないことだろう。
これから、誰もが確認できる証拠を掲載し、薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトの運営業者たちの正体と、運営の仕組みについて暴露する。
実は、薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトの運営業者には個人以外にもうひとつタイプがある。
それは、『薬剤師の転職・求人会社』自身が第三者を装って運営しているものである。
(1) 医療とは無縁の個人が薬剤師の転職・求人会社ランキングサイトを運営しているケース
308もある薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトは、大部分がこれである。
これらの運営者は、医療の知識も無ければ、サイトの構築知識もSEOの知識も無い。
その実態は、定職に着くことができず、食い詰めた挙句、ランキングサイトを運用することで、生活費を稼げることに気がついたひとたちに過ぎない。
では、こういったお金も知識も無い人たちが、どうやって、あのような内容の濃い薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトを作って運営できるのだろうか?
FXや株で成功した人たちの話で耳にしたことがあると思うが、300万円ほどであれば、カードローンで簡単に調達することができる。もちろん、失敗する確率の方が高く、借金に追われる結果となる人が大多数だ。
薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトもリスクはあるが、賭け事まがいのFXと比較すれば危険性は遥かに低い。
彼らは一時的な借金で調達した資金を元手に、外注で現役の薬剤師に記事を書かせ、ホームページの作成会社にサイトを構築させ、SEO業者に検索で上位に表示させる仕組みを仕掛けさせる。
SEOを使って、検索で上位に表示させるという手段ではなく、PPCという手段を用いる業者もいる。
PPCというは、検索結果の上にYAHOOからの広告として表示させる方法だ。
「薬剤師 転職 ランキング」で検索すると、
検索結果の上に【薬剤師転職 ランキングに関連した広告】としていくつものサイトが表示される。
これがPPC広告である。
これは、
Yahoo!プロモーション広告
に出ているようにYAHOOが運営している広告であり、1クリックごとに100円前後のお金をYAHOOに支払うものだ。
登録された広告の中から、訪問者が検索したキーワードに近い広告をYAHOOのサーバーが自動的に選び出して表示しているのである。
PPC広告は、検索で1位のサイトより上に表示されるため、利用している業者は非常に多い。
つまり、検索結果の上に、広告として表示される薬剤師の転職求人会社ランキングサイトも、同業の嘘のランキングサイト業者なのである。
外注で記事を書いているのは現役の薬剤師だ。
「在宅ライター」で検索すると、100文字あたり500円くらいで記事を書く仕事の求人がたくさん出てくるから、検索してみると良いと思う。
彼らはこういった「在宅ライター」のサイトに登録している現役薬剤師や医療関係者を選定し、記事の執筆を依頼することで、医療にまったく知識が無くても専門的に内容の濃いサイトを作ることができるのである。
もうわかったかと思うが、薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトの構築と運営は、その気があればだれでもできるものなのだ。
こういった個人が運営しているサイトには、
1.場所貸し形式での広告運営
2.出来高制での広告運営
の2通りがある。
1.場所貸し的な広告運営
これはすでにメルマガなどを発行して、固定訪問客を抱え込んでいる業者がやる手法である。
自分のサイトにランキング掲載するとして、薬剤師の転職・求人会社を回って営業を行い、1位掲載はいくら、3位以内の掲載はいくら、といった形で、薬剤師の転職・求人会社を募集するのである。
2.出来高制での広告運営
これは薬剤師の登録1件に対していくらという契約を薬剤師の転職・求人会社と結んで広告するものだ。
薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトは、元はほとんどが知名度の低いサイトなので、大部分がこのケースである。
では、ここからは具体的な証拠を示しながら、その正体を明かしていこう。
実は、こんなちゃちなサイトで、薬剤師の転職・求人会社ランキングのサイト構築と運営ノウハウが18万円で売られていたりする。
薬剤師でもいけます
ここで「薬剤師でも行けます」と書かれているのは、もともと、こういった医療従事者向けの嘘のランキングサイトを作って金を儲ける手法は、看護師向けのものから始まったためである。
このため、薬剤師の転職・求人会社ランキングを運営している業者は、看護師の転職・求人会社ランキングも運営していることが多い。
ここでは、あからさまにわかりやすいので、看護師向けのものを例に挙げてご説明する。
これは、2014年4月25日に掲載された記事で、看護師の転職・求人会社のランキングサイト運営で、月に50万円以上稼いでいる人へのインタビューである。
ロングテールで月50万以上稼ぐ看護師サイトの運営者にインタビューしてきた
インタビュー記事を読むとわかるが、サイト運営者は、
「僕は、看護師の世界にほとんど触れたことはない」
「転職したい看護師の気持ちもそれほど分かるわけではない」
と告白している。
この言葉。
腹の底からムカムカとくるのではないだろうか。
この記事を要約すると、
・2009年6月に、転職・求人会社のランキングサイトを始めたが、うまく行かなかったため、看護技術のコンテンツを入れることで差別化をおこなった。
自分には医療知識が無いので、記事を書いてくれる現役看護師を募集したところ、20人ほどの応募があり、現在はその6~7人に記事を書かせている。
最初はかなりの投資をしたが、現在では月に20万円ほどのランニングコストで運営できている。
すでに4年以上運営しているが、月に50万円ほどしか稼げていないので、今後は、あるある系のネタを充実させていこうと思っている。
実際、
この運営者のサイト
をソースで見ると、検索用のキーワードは「看護師、転職」の2つしか無く、一見、看護技術のサイトに見えるのだが、運営者の頭の中には「看護師の転職」しかないということがわかる。
このサイトですら「看護師 転職 ランキング」で検索しても、検索順位が100位以下であることから、上位で表示されているサイトは、いかに膨大なお金を掛けて、莫大な利益を上げているかが想像できる。
インタビューの中で出てくる彼らが運用している保険のサイトというのがこれだ。
保険のサイト
次に、揚げる転職・求人会社のランキングサイト運営者はなんとパチプロだ。
これは20014年4月19日にアップされた記事である。
数百万を投資して、わずか15日で売上0円になった「血糖値のサイト」を公開します。
記事を要約すると、彼は知り合いから「血糖値のサイト」を買ったのだが、サイトに仕組んだ違反行為がGoogleにバレて、検索対象から外されてしまった。違反行為を修正して、何度もGoogleに再審査を依頼したが却下され、
「血糖値のサイト全28ページを看護師に全て修正、加筆を加え、もう一人の看護師に70ページを新しく記事をお願いし約100ページの完全系にしました」
と看護師の転職・求人会社のランキングサイトができてしまったのだ。
彼が、新しく別に作り上げた血糖値のサイトがこれだ。
血糖値NAVI
いかがだろろう。
薬剤師だけでなく、看護師や保険、血糖値などのサイト例も示したが、いかに医療とも転職とも無関係で、知識も無い運営者が、金儲けのために医療従事者向けの転職会社ランキングサイトを運営しているかが、疑う余地も無く、確認できたと思う。
(2)『薬剤師の転職・求人会社』が第三者を装って、薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトを運営しているケース
驚くだろうが、これは実際に存在するケースだ。
もっとも表面的には、『看護師の転職・求人会社』が直接運営するわけではなく、まったく違う社名でペーパーカンパニーを作り、薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトを作って運営させている。
この場合も、ほとんどが外注だ。
実態がバレると社会的に叩かれるリスクはあるが、サイト運営者に依頼するより、自由度が高い上に、経費が安く済み、自社のサイトの増強につながる利点がある。この「自社のサイトの増強につながる利点」は後ほど説明しよう。
さすがにこれは会社の実名を挙げられないので、確認の仕方を掲載する。
それぞれのサイトを調べてみて欲しい。
これまで説明してきたように、薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトは、検索で上位に表示されるために、SEO業者へ多額の費用を支払っている。
このSEOの一つに、バックリンクという手法がある。
これは、Googleは、そのサイトが他のサイトで引用されている面も評価するという仕組みを逆手に取ったものだ。
つまり、他のサイトから、そのサイトにリンクが張られれば、Googleは「多くの人が引用している良質なサイト」と評価して、検索順位を上げるのである。
もっとも、Googleもちゃんと考えていて、いい加減なサイトを大量に作って、そこからリンクを張った場合は、スパムとして検出し、ペナルティーとして検索順位を下げたり、検索対象から除外する仕組みを持っている。
さて、ここで考えて欲しい。
薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトなどというマイナーなサイトが引用されたりするものだろうか?
答えはNOだ。
そんなものを自分のサイトで引用するような機会は思い浮かばない。
つまり、薬剤師の転職・求人会社ランキングのサイトにバックリンクなんか存在するはずがないのだ。
しかし、多くの薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトは、このバックリンクを持っている。
これは、明らかに検索順位を上げるための手段として仕掛けられているものだが、それなりのサイトからリンクを張っているため、Googleは違反として判定していない。
ここで言う、「それなりのサイト」というのが、実は『看護師の転職・求人会社』のサイトなのだ。
自社のサイトでランキングサイトを引用することで、自社のサイトからランキングサイトにバックリンクを送って、検索順位を上げているのである。
Googleとしても、関連性の深いサイトであり、かつちゃんと事業を行っている会社のサイトであるから、スパムとは判定できず、ペナルティーを課すことはできない。
逆に、ランキングサイトからも自社サイトにバックリンクを張ることで、自社サイトの検索順煮を上げる効果も出せる。
これが上述した「自社のサイトの増強につながる利点」である。
つまり、このバックリンクを調べれば、『薬剤師の転職・求人会社』自身が第三者を装って、薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトを運営しているものを見つけることができるわけだ。
ただ、このリンクは、画像で隠されていたり、地色と同じ色の文字を使ったり、様々な手を使って隠されているため、目でサイトを見ただけでは見つからないように埋め込まれている。
そこで役立つのが、
hanasakigani 被リンクチェックツール
や
SEOチェキ
といったバックリンク解析ツールだ。
このサイトにURLを入力するだけで、サイトから張られているバックリンクを見ることができる。
ここで、『薬剤師の転職・求人会社』のサイトが出てくるものは、その『看護師の転職・求人会社』が運営していることになるわけだ。
こういったことがバレないように、これらのツールでは日本語のURLは調べられないという盲点をついて、日本語URLを使っている薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトもある。
例えば、
「http://薬剤師●●求人●●.jp」
のようなURLだ。
だがこれも、解析手段があるので、紹介しておこう。
日本語URL変換ツール
これに、日本語のURLを入れると、本来のURLに変換してくれる。
この変換したURLを上述のバックリンク解析サイトに入力することで、バックリンクが見れる。
ひとつひとつの薬剤師の転職・求人ランキングサイトに張られているバックリンクを見ていくと、いかにとんでもない偽装が行われているかがわかるので、是非見て欲しい。
まとめ
薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトは、医療とは無縁の個人が運営しているサイトと薬剤師の転職・求人会社が第三者を装って運営している場合があることを、その証拠とともに示した。
最後に
転職はまさに自分の一生が掛かったものである。
ネットに無数に設置された薬剤師の転職・求人会社のランキングサイトの嘘にだまされて、転職を繰り返すような羽目にならないよう気をつけていただきたい。