スマートフォンで写真を撮影すると、その場で加工して、素早くSNSなどに投稿できる。しかし、いくら5型クラスのスマホが増えたとはいえ、タブレットの大画面のほうがより写真を加工しやすい。3G/4G対応のキャリアタブレットであれば、出先でも通信が可能なので、スマホの利点とタブレットの利点の両方を享受できる。
そこで今回は、タブレットでオススメの写真アプリを紹介しよう。取り上げたアプリはいずれもiOS/Android版が配信されているので、どちらのユーザーにも役立つこと間違いなしだ。
PCの画像編集ソフト並の画像編集を、タブレットならではのタッチ操作でスムーズに行える「Snapseed」。無料でありながら、基本的な画像編集機能を全て使えるのがこのアプリの最大の強みだ。
自動補正機能だけでなく、輝度や彩度などの調整に対応し、傾き調整、トリミング、フィルター加工も行える。ただし、フィルターの種類は8種類しかないので、フィルター加工をメインで利用するにはやや物足りない。むしろ、輝度、アンビアンス、コントラスト、シャドウ、暖かさといった細やかな部分を自分で調整したい上級者向けのアプリだといえる。
「比較」ボタンをタップするだけで、加工前の画像と見比べられるので、効果をきちんと確認できて便利だ。加工後の写真は、iOSの場合も、Google+、メール、Twitter、Facebookへの共有に対応しており、SNSに素早く投稿できる。
フィルター加工をワンタッチで済ませたいユーザーには、「PicsPlay」というアプリがおすすめ。ただし、無料版は使えるフィルターの種類が少ないので、できれば有料版の「PicesPlay Pro」(iOS版/Android版:500円、税込)を購入したい。
このアプリは前述のとおり、フィルターの種類がとにかく多いのが特徴。その数は200種類で、これだけあればいずれかのフィルターがしっくり来ることは間違いない。
フィルターの中でもユニークなのが、「タイムマトリックス」という効果だ。年代を選ぶだけで、その時代に合った雰囲気のフィルターを教えてくれる。フォルターの種類がありすぎて選べないときに活用するといいだろう。
もちろん、トリミングや回転、水平補正機能なども搭載する。露出、カラー、ホワイトバランス、先鋭化、カーブ、ヒストグラムの調整も行える。テキストやスタンプ、フレームの挿入もできるので、できないことはほぼないと言っても過言ではない。
共有できるSNSは、Instagram、Twitter、Facebook、Tumblr、Flickrで、これらはアプリを別途起動しなくても投稿できる。
せっかく撮った写真に人や電線などが映り込んでしまい、残念な仕上がりになったことはないだろうか。トリミングで消すことができればいいが、真ん中にそれらの映り込みがあると、そうはいかない。そんなときに使いたいのが「TouchRetouch」(iOS版:100円)というアプリだ。Android向けには「TouchRetouch Free」という無料アプリが提供されている。
このアプリの使い方はシンプルで、写真から消したい部分を選択した後、「スタート」ボタンを押すだけでいい。これで不要な写り込みを消し、消した跡が残らないように加工してくれる。
ただし、あまりに複雑な背景に写り込んだものを消すと、背景と上手くなじまない場合があるので注意しよう。
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