冨田尚弥選手の6日の記者会見に同席した代理人の国田武二郎弁護士は「冨田選手はカメラについての知識も乏しく、興味もない。あんなに人目につきやすい場所でリスクを冒してまで、カメラを盗むだろうか」と動機などに疑問を投げ掛け、同選手の主張は十分に信用できると強調した。
事情聴取の際に冨田選手が警察から「素直に応じれば刑が軽くなる。大ごとにならない」などと言われたことについては「不安感を与えて取り調べを行っていた」と問題視。同席した通訳の日本語能力にも疑問が残ると指摘した。
韓国の警察は監視カメラの映像に犯行の様子が写っていたとしているが、同弁護士は「(本当に冨田選手が写っていれば)この記者会見の後に監視カメラの映像を公開されたら、彼は恥の上塗りになる」と述べ「絶対に盗んでいないと言っている」と擁護した。(共同)