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欧中銀 金利据え置き決定
11月6日 23時56分

欧中銀 金利据え置き決定
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ヨーロッパ中央銀行は、単一通貨ユーロの金融政策を決める定例の理事会を開き、ユーロ圏がデフレに陥るのを防ぐため相次いで打ち出した金融緩和策の効果をなお見極める必要があるとして、過去最低になっている今の政策金利の水準を維持することを決めました。

ヨーロッパ中央銀行は6日、単一通貨ユーロの金融政策を決める理事会を、ドイツのフランクフルトの本部で開きました。
その結果、主要な政策金利を、過去最低の水準となっている今の年0.05%のまま据え置くことを決めました。
ヨーロッパ中央銀行は、ユーロ圏がデフレに陥るのを防ぐため、ことし6月以降、2度にわたって政策金利を引き下げたほか、金融機関から資金を預かる際の金利をマイナスにする異例の政策や、金融資産を買い取る政策など、新たな金融緩和策を相次いで打ち出しました。
ただ、ユーロ圏では、10月の消費者物価指数が0.4%の上昇と低迷が続いていて、ヨーロッパ中央銀行としては、金融緩和策の効果をなお見極める必要があるとして政策金利の維持を決めました。
ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁は、理事会のあとの記者会見で、「景気の見通しは下向きに修正される可能性がある」としたうえで、「必要があれば、追加の金融緩和を行うことで一致している」と述べ、今後、国債など幅広い資産を買い取る量的緩和など一段の金融緩和に踏み切る可能性があるという考えを示しました。

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