安倍首相:民主、維新が資質追及で一致…「高圧的な答弁」

毎日新聞 2014年11月05日 20時22分(最終更新 11月05日 21時54分)

参院予算委員会で吉田忠智社民党党首の質問に語気を強めて答える安倍晋三首相=国会内で2014年11月4日午後4時47分、藤井太郎撮影
参院予算委員会で吉田忠智社民党党首の質問に語気を強めて答える安倍晋三首相=国会内で2014年11月4日午後4時47分、藤井太郎撮影

 民主、維新両党は5日、国会内で幹事長・国対委員長会談を開き、安倍晋三首相が今国会で野党に高圧的な答弁をしているとして、問題視する考えで一致した。両党は小渕優子前経済産業相ら閣僚の資質追及で共闘しており、民主党は首相の「資質」もただしていく方針だ。

 両党は、民主党の枝野幸男幹事長が革マル派との関係が指摘されるJR関連労組から政治献金を受けたと首相が批判したり、自身の発言に関する新聞報道を「捏造(ねつぞう)」と断じたりしたことなどを念頭に置いている。

 枝野氏はまた、首相が消費増税の判断材料とする17日発表の7〜9月期の国内総生産(GDP)速報値に関連し「速報値を受け、国会でその審議を求める」と記者団に語り、17日以降に消費増税に関する国会審議を求める考えを示した。【村尾哲】

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