安倍首相:民主、維新が資質追及で一致…「高圧的な答弁」
毎日新聞 2014年11月05日 20時22分(最終更新 11月05日 21時54分)
民主、維新両党は5日、国会内で幹事長・国対委員長会談を開き、安倍晋三首相が今国会で野党に高圧的な答弁をしているとして、問題視する考えで一致した。両党は小渕優子前経済産業相ら閣僚の資質追及で共闘しており、民主党は首相の「資質」もただしていく方針だ。
両党は、民主党の枝野幸男幹事長が革マル派との関係が指摘されるJR関連労組から政治献金を受けたと首相が批判したり、自身の発言に関する新聞報道を「捏造(ねつぞう)」と断じたりしたことなどを念頭に置いている。
枝野氏はまた、首相が消費増税の判断材料とする17日発表の7〜9月期の国内総生産(GDP)速報値に関連し「速報値を受け、国会でその審議を求める」と記者団に語り、17日以降に消費増税に関する国会審議を求める考えを示した。【村尾哲】