万年筆は使い捨てボールペンより経済的か?
「万年筆はランニングのコストが安い」と言われることがあります。私はウォーターマンの『ミステリアスブルー』というインクを使っていますが、確かにインクの減りに対するコスパはよい。1000円くらいのインクですが、半年経った今もたっぷりインクが残っています。それに比べてフリクションの減りは尋常でない。
インク交換代だけなら、万年筆を持ったほうがランニングコストは安い。でも、万年筆は総じて高価。私の持っている万年筆はネットで買っても一本20000円。100円のボールペンが200本買える計算です。そう考えると、コスト面だけを優先するなら激安のボールペンのほうがいいのでしょうね。
万年筆はインク交換が楽しい
万年筆は高いけど、インク交換が楽しい。お気に入りのペンにインクを補充するのは楽しくて、手間に感じません。筆記用具を使うということに、実感と満足感を与えてくれます。インク交換だけなく、水洗いのメンテナンスをするのも楽しいです。
ペリカンの万年筆『スーベレーンM405』を水洗いしてメンテナンス - ミニマリストチャンネル
もちろん書き心地も万年筆のよさではありますけど。
書けば書くほど体が疲れる?それなら『万年筆』がオススメ - ミニマリストチャンネル
スーベレーンM405は『吸入式』
万年筆のインク補充には、いろいろな方式があるようです。『カートリッジ式』という、ボールペンの替え芯を交換するように、すでにインクが入っているモノを交換していくタイプや、『コンバータ式』という、万年筆本体からインクのタンク部分を取り出して補充していくタイプもあります。
でも、やはり万年筆を使うなら、本体をまったくバラさずに直接吸入できるタイプにロマンを感じます。スーベレーンM405を選んだのもその理由のひとつ。このように分解せずにペン先から直接インク補充ができるタイプを『吸入式』と呼びます。
さて交換しましょう
インクが空になったら、いざ交換です。手順は次のとおり。
- 尻軸(ペン先の逆側)のノブを左へ止まるまで回す
- ペン先をインクの中に1cmほど入れて、右へ回しながら吸い上げる
- いっぱいまで入ったら、左へわずかに回して数滴落とす
- ペン先を天井方向に向けて、右へ止まるまで回す
- ペン先についたインクをティッシュで拭き取る
慣れれば、あっという間に注入できます。
やっぱり吸入式のスーベレーンにしてよかった。