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家庭の金融資産増 平均1182万円に
11月5日 21時22分

全国の家庭が保有する預金や株式などの金融資産は、1世帯当たりの平均で1182万円と、収入の増加や株価の上昇を理由に去年と比べて81万円増えたという調査結果がまとまりました。

この調査は、日銀に事務局を置く「金融広報中央委員会」が毎年行っていて、ことしは6月中旬から7月下旬にかけて全国の2人以上の家庭、3951世帯から回答を得ました。
それによりますと、預金や株、それに保険などの金融資産の保有金額は、1世帯当たりの平均で1182万円となり、去年の調査と比べて81万円増えました。
このうち保有しないという家庭を除いた1世帯当たりの平均保有額は1753万円で、去年の調査と比べて108万円増え、過去最高となりました。
金融資産が増えた要因としては、雇用や所得環境の改善を受けて定期的な収入が増加したことや、株価の上昇傾向で金融資産の評価額が押し上げられたことを挙げる世帯が多かったと言うことです。
また、金融商品を選ぶ際に重視する点については、「安全性」を重視するという回答が45.7%で、去年より1.3ポイント減った一方、「収益性」を重視するという回答は16.7%で2ポイント増えています。
金融広報中央委員会は、「所得環境がよくなるなかで、より収益性を重視して金融資産を保有する人が増える傾向が出ている」と話しています。

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