AKB襲撃男「メンバーの高収入に不満」厳戒初公判で傷害罪認める
スポーツ報知 11月5日(水)7時4分配信
岩手県滝沢市で5月に行われたアイドルグループ「AKB48」の握手会で、メンバーらを折り畳み式ノコギリで切りつけたとして傷害罪などに問われた無職・梅田悟被告(24)=青森県十和田市=の初公判が4日、盛岡地裁(岡田健彦裁判長)であった。検察側は冒頭陳述で、「多額の収入があるAKBメンバーへの不満」が動機だったと指摘した。
AKB襲撃事件の初公判は物々しい雰囲気に包まれた。被告人保護のため、職員が金属探知機で傍聴人を検査する同地裁では異例の対応。建物周辺を警察官が見回るなど厳重な警備が敷かれた。
梅田被告は上下黒のスエット姿で出廷。口元を緩めたり、眉間にしわを寄せるなど、終始落ち着かない様子を見せた。起訴内容について裁判長に問われ、「そうっすね」と答えたが、弁護人との間で認否の見解が食い違い、裁判長の判断で開始わずか10分でいったん休廷になるハプニングも。再開後はメンバーの川栄李奈(19)、入山杏奈(18)、男性スタッフ3人を負傷させた傷害罪などをすべて認めた。
検察側は、梅田被告の犯行動機について「警備の仕事を解雇され、収入も職もなく、つまらない人生を送っている自分と、テレビで見た多額の収入があるAKBメンバーとは正反対と考え、そうした不満を解消しようと犯行に及んだ」と指摘。凶器を事前に準備するなど計画性もあるとした。
検察側冒頭陳述によると、梅田被告は今年3月ごろに握手会があることを知り、4月にAKB48のCD2枚を購入し、握手券2枚を入手した。1枚は下見用だった。その後、自宅にあった折り畳み式ノコギリにカッターナイフの刃4枚を接着剤を使って貼り付け、凶器を改造。自宅の段ボールを切りつけるなど“予行演習”まで行っていた。
5月25日のイベント当日、会場で「メンバーなら誰でも良かった」と、テントを下見した上で、順番待ちの列が短く、すぐに犯行に及ぶことができる入山や川栄のいるテントに目をつけ、襲撃。頭部めがけてノコギリを振り下ろすなどして、入山、川栄に重傷を負わせ、制止した男性スタッフも大けがを負わせ、現行犯逮捕された。
弁護側は「(起訴内容を)争わない」とした。次回公判は12月1日に同地裁で行われる。
最終更新:11月5日(水)7時4分
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