西濃祐太朗
2014年11月5日12時27分
全国から1万2千人のランナーが参加する市民マラソン「福岡マラソン2014」(福岡市、福岡県糸島市など主催、朝日新聞社など特別後援)が9日、福岡市などを舞台に初開催される。コースの途中で地元産の多くの軽食が準備されるが、目を引きそうなのが「うどん」。様々な知恵が盛り込まれた一品だ。
福岡は「日本のうどん発祥の地」とされる。承天寺(福岡市博多区)には「饂飩蕎麦(うどんそば)発祥之地」の石碑がある。讃岐うどんなどと異なり、軟らかくゆでた麺を提供する店が多い。
大会では地元企業がお菓子など軽食を提供するなか、うどんを提供するのは「釜揚げ牧のうどん」(本社・糸島市)。スタートから25・1キロの給食所で、プラスチック容器に入れた麺とだし汁をランナーに配る。「福岡はうどんの発祥地。絶対にうどんを配りたいと思った」と同社の取締役部長の斎藤秀雄さん(59)。
走りながら、はしを使わずにのみ込めるように、知恵を絞った。一口で食べられるよう麺は1本。長さ約60~65センチ、重さ約25グラムにした。走りながら消化しやすいよう、ゆでる時間にも気を使う。牧のは軟らかい麺が特徴だが、店一番の「軟(やわ)めん」の45分からさらに10分長くゆでることにした。
味も通常のだし汁は、ランナーには塩辛すぎてのどが渇く。だが塩味を薄めすぎるとおいしくないし、塩分を補給できない。味見を繰り返し、しょうゆを減らしつつ、こんぶとかつおだしの甘みが引き立つ味にたどり着いた。
当日は7千食を用意する。斎藤さんは「特に県外の参加者に、福岡の軟らかいうどんのおいしさをアピールしたい」と意気込む。(西濃祐太朗)
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朝日新聞社会部
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