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サハリン 戦前の線路で列車脱線1人死亡
11月4日 18時02分

サハリン 戦前の線路で列車脱線1人死亡
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ロシア極東のサハリンで戦前、日本が統治していた時代に建設され、現在も使われている線路を走っていた旅客列車が、悪天候の中、脱線、横転し、1人が死亡、17人がけがをしました。

ロシア・サハリン南部の都市ホルムスク近郊で、3日夜、海岸近くの線路を走っていた2両編成の列車が脱線、横転しました。
ロシア非常事態省によりますと、列車には乗客・乗員45人が乗っていて、これまでに乗員1人が死亡したほか、子どもを含む17人がけがをして病院で手当てを受けています。
サハリン南部ではここ数日、低気圧の接近で悪天候に見舞われていて、事故当時、海上から陸地に向けて強い風が吹いていたほか、みぞれも強まっていたということです。
救急隊などが現場に駆けつけたとき、線路ののり面部分がおよそ150メートルにわたって崩れていたということで、非常事態省が事故の詳しい原因を調べています。サハリン南部では戦前、日本が「南樺太」として統治していた時代に鉄道の線路が建設されました。ロシア鉄道は、線路の老朽化が指摘されているため、すべての線路の幅を広げるなどの改修工事を進めていますが、今回事故が起きた現場付近の線路では、まだ工事が行われていなかったということです。

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