“最も高い”綱渡りで世界記録

11月5日 4時49分

アメリカで綱渡り名人の男性が、５０階建て以上の高さのビルの間に張ったロープの上を目隠しして命綱なしで渡りきり、ギネス世界記録を樹立しました。

この男性は、アメリカ人のニック・ワレンダさん、３５歳です。
ロイター通信などによりますと、ワレンダさんは２日、中西部イリノイ州のシカゴで、高さ１７０メートルのビルから２００メートルのビルの間にかけた、傾斜１９度、長さ１４０メートルのロープの上を、命綱なしで７分ほどで渡りきりました。
さらに、高さ１７０メートルの２つのビルの間をつなぐ長さ３０メートルほどのロープを命綱なしで目隠しをして渡りました。
ワレンダさんが成功した２つの綱渡りは、「最も高い所での傾斜のある綱渡り」と「最も高い所での目隠しをした綱渡り」として、いずれもギネス世界記録に認定されました。
ワレンダさんは、サーカス一家の７代目で、これまでにもグランドキャニオンやナイアガラの滝で綱渡りを成功させていて、「一生懸命取り組めば目標を達成できると、世界中の人々への励ましになればうれしい」と話していました。